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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 台湾駐在員報告

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台湾駐在員報告

2013年8月 社会・時事
駐在員 : 宮崎悌三


    交通部観光局が7月17日に公表した統計によると、6月に台湾から日本を訪れた人は、前年同月比79.7%増となる延べ24万6,734人で、単月ベースで過去最高を更新した。6月の台湾の出国者数は、前年同月比10.4%増となる延べ100万2,684人となった。このことに関して、日本政府観光局(JNTO)が7月24日に公表した統計によると、台湾から日本を訪れた人数は初めて韓国を超え、史上最多となった。
      増加の原因としては、昨年から続く円安と日台間のオープンスカイ協定締結及び格安航空会社(LCC)の就航のほか、日本政府の強力なPRと補助金制度などの施策も多少影響をもたらしている。台湾人にとって、日本文化は受け入れやすく、日本への飛行時間が短いこと、旅行日数が5日間という比較的短い日程で日本を楽しむことができ、満足が得られやすいことも挙げられる。
      台湾から日本を訪れる観光客は現在も増えており、日本行きの航空券が値上がりしている。8〜10月分の東京や大阪、北海道など特に人気の高い路線では、最大で前年同期比25%高くなる見通しで、日本行きのツアー料金が引き上げられる可能性がある。
      また、7月初めから、訪日観光客の急増で、北海道などの人気観光地では観光バスや宿泊施設が不足する問題が発生。特に北海道では、今年台湾から北海道へのツアーは1,189本あり、前年より倍の成長となっているが、観光バスの不足が最も深刻で、ある台湾業者は観光バスが取れず、タクシーを使うことになった。日本側の国土交通省、観光庁などが観光バスの一時的な規制緩和を講じたが、バス料金は通常より2、3倍高くなり、台湾業者にとって受け入れにくい状況となっている。台湾の旅行業会団体からは、「日本側の調整には感謝するが、完全な問題解決に至らないため、航空会社のチャーター便を減らし、北海道への旅行を控え、消費者と業者の損失を最小化させることが最も重要。」としている。
      一方、台湾−沖縄路線の相次ぐ増便によって、北海道の次は沖縄において、観光バスや宿泊施設の不足問題が浮上する可能性が高いとみられ、今後の動きを注視していく必要がある。


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