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東南アジア駐在員報告
2010年2月 経済 駐在員 : 長谷川 卓
マレーシア・・・市場としての魅力が増加するイスラム教国家
クアラルンプール(KL)市中心部の商業地域、ブキット・ビンタン通りの高級ショッピングセンター「KLプラザ」が、約1億リンギ(26億円)をかけて改装を行い、新たに「ファーレンハイト88(華氏88)」の名称でリニューアルオープンする。海外有名ブランドを中心に多数のテナントが新たに入店し、同地域の集客の核施設となることが期待されている。
アセアン諸国の中ではシンガポールに次いで経済発展が進むマレーシアは、中流所得層の増加により購買力が上昇している。2008年の金融危機の影響を受けて消費は一時期冷え込んだが、2009後半からは回復軌道に入り、2010年は順調な経済成長が見込まれている。
また、日本政府観光局シンガポール事務所によれば、2009年の訪日客数は約9万人で、アセアンではタイ(17.8万人)、シンガポール(14.5万人)に次いで第3位。
欧米に代わる新興市場を求める日本企業にとって重要な市場の一つとなりつつある同国は、イスラム教国家でもあり、西アジア、中東諸国へのゲートウェイとしても期待される。 ※1リンギ=約26円
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