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北米駐在員報告

2003年1月 政治
駐在員 : 松下 育蔵


頂点に立つアメリカの光と影(年末年始の米紙から)

    「人類史上、最も強大なアメリカ」とは、年末年始にかけて、左派右派の別なく米紙の社説がアメリカを語る時の枕詞である。「世界唯一の超大国」、「その力はロシア、中国、ドイツ、日本が束になって挑んだとしても、歯が立たない」、「ローマ帝国よりも蒙古よりも強大である」という。このようなアメリカを無心に喜び、満足げな社説が大多数であり、ベトナム戦争末期等に見られた自虐的、自己卑下的な見方をする論説委員は皆無に近い。
    その一方で、年末年始の社説は「アメリカの強大さにも関わらず、どうして国難が襲い、経済危機がささやかれ、テロの脅威におそれなければならないのか」とのボストン・グローブの自問自答に象徴される苦汁がにじむ。
    対する庶民感覚はどうやら米紙の論説委員とは相当乖離している。周囲を見回せば、ホームレスへの避難所もほとんどなく、慈善団体の無料給食を求めて寒空に列をなす人々が増えている。ブッシュ大統領の「北朝鮮の金正日は国民を飢えさせ、経済を破壊させるので許せない」との発言に、庶民は「何たる偽善」と怒り、USAトゥデイは庶民実感を反映する投書を年末年始に数多く掲載している。


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