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中国駐在員報告
2012年3月 社会・時事 駐在員 : 野村芳一
中国駐在員事務所は、2月24日から26日にかけて南京で開催された「南京国際レジャー博」に、愛知県、岐阜県など中部7県合同で参加した。
ちょうど同時期に、日中国交正常化40周年記念事業でAKB48なども出演した「元気な日本展」が上海で開催され、上海にある自治体事務所はこぞってそちらにも参加していたため、南京担当は私の他、他県の現地スタッフ2名の計3名の小所帯であった。
中部各県が協力して作成した旅行ルートの提案を持ち、同じく共同制作したポスターや各県のポスター、のぼりなどを掲示し、パンフレットを用意し、来場する旅行関係者や一般市民に説明、配布を行った。
折悪しくも、名古屋市長の発言の直後であり、日本からの参加は我々だけという状況である。
初日は旅行会社など公用での参加者が主であったためそれほどでもなかったが、2日目、3日目は一般市民が来場し、その影響を大いに実感することとなった。
富士山やちびまる子ちゃんなどに好意的な関心を示す市民がいる一方で、名古屋、同市長、日本、日本人に対する不満をぶつけてくる市民は予想以上に多かった。同行の現地スタッフは、日本人に使われていることを非難されもしていた。
地震、原発事故の影響から回復し始めた大事な時期でもあり、日中双方にとって大きなマイナスの影響が出ないことを願うばかりである。
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