台湾駐在員報告
2018年3月 経済 駐在員 : 内藤晴仁
旧正月直前の2月14日から3月27日までの間、台湾のあるコンビニエンスストア約1,000店舗で、静岡イチゴを用いたソフトクリームが販売されている。店内には「静岡イチゴ」と記載されたポップが張られており、約1か月間に渡り「静岡」という名称が台湾全土の店舗で露出されることから、本県にとって計り知れないPR効果があると言える。
このように台湾では、「静岡」の名を冠した商品が目に留まる機会が多い。
台湾最大手の茶業者が運営する喫茶店では、「静岡緑茶」、「静岡玄米ミルク茶」、「静岡煎茶ラテ」等の名称で計12種類も、「静岡」の名を冠したお茶が販売されている。このお茶は1杯70元〜90元(日本円で約280円〜360円)の価格で販売され、これとは別に静岡茶のリーフも販売されている。
また、ケーキやお菓子でも「静岡抹茶ケーキ」や「静岡抹茶ミルクソフト」「静岡抹茶小豆どら焼き(期間限定)」等が販売されており、台湾においては「お茶=静岡」は一定のブランドとして認知され始めているように思われる。
台湾における「静岡」の知名度向上は、観光や経済交流の面でプラスの効果をもたらしている。台湾で「静岡」が受け入れられるよう、官民一体となって「静岡」のブランド力を高めていく必要があると感じている。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|