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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 台湾駐在員報告

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台湾駐在員報告

2024年5月 社会・時事
駐在員 : 市川 美奈子


2024年4月3日午前7時58分頃(台湾時間。日本時間は8時58分頃)、台湾東部の花蓮(かれん)県沖でマグニチュード7.2の地震が発生。花蓮県で震度6強、台北市でも震度5弱を記録した。
 4月3日当日、小職は出勤のため自宅を出るところで大きな揺れに見舞われた。マンション3階にある自宅では、吊り下げ式の2つのライトがぶつかり合いそうになりながら揺れていたが、物が落ちるなどの被害はなく、1分ほど続いた揺れが収まったところで急いで職場に向かった。しかし台北市内の地下鉄は運転を停止しており、タクシーも一向につかまらないなど、交通手段が脆弱化していることが伺えた(一方で、バスはほぼ通常通りに動いていた。また、地下鉄は1時間程度で運転を再開した)。
弊所のオフィスは台北市内にある築45年のビルの13階に位置している。地震発生当時、すでに出勤していたスタッフによると、職場の揺れはかなりの大きなもので、恐怖を感じたとのことであった。ただし4月末時点では、この規模の揺れは本震の1回のみであり、その後の余震はいずれも業務に支障がない程度におさまっている。
 【地震直後、コピー機や引き出しが移動】                       

 【ポスターやウォーターボトルが落下】

4月中旬に台北市内の日系ホテルの方々と話をする機会があったが、多くの方が「地震の影響によるキャンセルが散見される」「日本のお客様から『今台湾に行くのは不謹慎でしょうか?』というお問い合わせが入っている」と嘆いていた。花蓮県で倒壊したマンションの映像が日本のニュースで繰り返し放送されたためか、日本国内の一部の方からは、台北も同じような状況だと思われているようだ。
4月11日、台湾交通部観光署と台湾観光協会は、日本と台湾の旅行事業者を集めたセミナーを東京で開催し、「台湾安心宣言」を発表した。同セミナーには周永暉(しゅうえいき)観光署長や台湾観光協会の葉菊蘭(ようきくらん)会長、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表らが出席し、地震発生後、鉄道は1日で、道路は3日で修復工事が完了したことが紹介された。台湾の日常生活やイベントは、震源地に近い花蓮県の一部地域を除いては通常通りだと強調し、日本側の関係者に向けて訪台を呼びかけていた。
台湾のほとんどの地域では日常生活が戻っているが、地震の影響で客足が鈍っているというのが現状である。今回の地震により台湾への渡航を迷っている方がいたら、是非、活力と魅力が満載の台湾を満喫しにきてほしい。


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