韓国駐在員報告
2018年7月 経済 駐在員 : 野原 靖
静岡市清水区の中華料理店「長太郎飯店」が6月1日、韓国の外食企業と連携し、ソウル市内に肉まんの専門店をオープンした。同店にとっては、国内外含めて初の支店となる。
韓国では肉まんは、袋入り商品やコンビニエンスストア用の冷凍食品として親しまれているが専門店はこれまでになかった。肉まんは1個2,700ウォン(約275円)であり、肉厚でジューシーな手包み肉まんに加えてチャーハンや餃子、担々麵といったサイドメニューも充実させ、1日150万ウォンの売上を目標としている。
韓国駐在員事務所は平成27年以降、県産加工食品の輸出に加え県内外食産業の韓国進出について支援を図ってきた。今回のケースでは、平成28年3月に韓国の外食企業のバイヤーを県内に招へいし、県内8社との商談を実施。その中の一つである長太郎飯店の肉まんは、韓国人の嗜好と合い話題性も高いとのことから、今回のオープンとなった。
同店では本県のパンフレットを配架してくれており、当事務所としても「静岡の店」としてPRを図るとともに、物産や観光プロモーション等で連携を進め、本県のさらなる認知度向上につなげていきたい。
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