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北米駐在員報告
2001年5月 社会・時事
駐在員 ： 若梅 真樹
・オフィス・メモにはご用心
ニューヨーク・タイムズによるとヘルスケア・ソフト会社サーナー・コーポレーションのニール・パターソンCEOが社員に送ったEメールによるメモが大きな波紋を呼んでいるという。
このメモは、約400人ほどの管理職宛てに送られ、業務時間内における駐車場の車の数が少なかったことから、2週間以内に改善されない場合は責任者の解雇やカンザスシティ本社社員の5％削減など罰則6件をリストし、駐車場の車の数を社員の生産性の判断基準とするといった強い言葉を使った内容のもの。その後、受取人の誰かがヤフーのメッセージボードにこのメモを掲示したため、アナリストや投資家の目に触れ、過激な文面にショックを受け、同社の株価を3日間で22％も低下させることとなったという。
専門家は、怒りのトーンに溢れたメモをEメールで多数に送信したことが経営者の基本的ルールをはずしていると指摘。同CEOは、社員への謝罪を含む穏やかな内容のメモを送りなおしたということだが、いずれにしても大きなダメージとなったものである。
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