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中国駐在員報告2003年7月 経済 SARS終息、経済活動への影響
一方、6月24日、WHOが北京への渡航延期勧告及び感染地域の指定を解除し、中国本土のSARS感染の終息を受けて、上海市内のホテルの客室平均稼働率は5月初旬には17%までに落ち込んでいたが、その後徐々に持ち直し、6月末には50%を超えるなど消費活動の面では回復に向かいつつある。その一方で生産活動面については、@SARSに備えて積み上げた在庫の取崩し、A見本市、商談会中止による影響の顕在化、B都市間移動が制限されていたことによる営業活動の停滞、C新しい設備の導入遅滞や技術者の中国出張延期に伴う生産ラインの新設の遅れ等から、影響が今後表れて来るものと見られている。 |
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