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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 台湾駐在員報告

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台湾駐在員報告

2017年3月 政治
駐在員 : 内藤晴仁


2月28日は、台湾の祝日「和平記念日(228事件が起きた日)」である。今年の和平記念日は228事件の発生から70年目を迎え、例年にも増して台湾各地で228事件に関する様々な活動が行われた。
 
228事件は、日本統治時代(1895年−1945年)終了後、日本に代わり台湾を統治した国民党による民衆弾圧事件と言われている。228事件後、台湾全土に約38年間の長期に渡る戒厳令が敷かれたこともあり、228事件及びそれに関連する事件が公に語られることは少なかったが、近年の台湾の民主化の進展に伴い228事件の真相が少しずつ明らかになってきた。
 
一説では、228事件の際には当局に批判的な知識人だけでなく一般住民までもが処刑され、228事件及びそれに関連する事件の犠牲者数は数万人にのぼるとも言われている。台湾の新しい時代の幕開け時に起きた惨劇に、台湾人の間では「犬(日本)が去って豚(新政府)が来た」と日本統治時代を懐かしむ方もいたようである。
 
228事件を調べると、現在の台湾社会の根底にある「見えない」部分が見えてくる。70年目を契機にこの事件について調べてみたところ、228事件には日本人犠牲者もおり、日本人と台湾人を両親に持つ湯徳章(とうとくしょう)氏が、228事件の際に罪のない台湾人を救うために尽力したということも知ることができた。現在、日台間の交流に携わる日本人として、今後もより深く228事件を理解したいと感じている。


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