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韓国駐在員報告

2008年3月 経済
駐在員 : 掛澤孝寿


2007年の韓国の貿易収支、対日赤字は過去最大に。対中黒字も2年で連続減少


韓国貿易協会の国際貿易研究院は、日本に進出している韓国企業や日本の経済専門家とのヒアリング調査を基に「対日貿易不均衡の原因分析と改善対策」という報告書を作成、急増する対日貿易不均衡を改善するためには、韓国の輸入を減らすより日本向け輸出を拡大すべきだと提言した。
産業資源部によると、昨年の対日貿易赤字額は過去最大となり、一方、対中貿易黒字額は、2年連続で減少し、過去4年間で最低となった。
昨年12月20日時点までの対日貿易赤字は289億4000万ドルで、前年の253億9000万ドルを上回った。韓国の対日貿易赤字は、通貨危機の1997年と1998年に一時的に減少したが、その後1999年から再び増大に転じ、2005年に一時的に減少したものの、2006年から再び拡大に転じている。
赤字の拡大は、輸入が前年比8.6%増加したのに対して、輸出が1%減少したことによるが、品目別では、半導体製造設備の貿易赤字が25億9000万ドル、鉄鋼25億2000万ドル、半導体21億9000万ドルで、これら3部門が貿易赤字を主導している。
対日貿易赤字が拡大している原因は、ウォン高・円安で輸出競争力が低下したことや、韓国の輸出製品に組み込まれる中心の部品を日本に依存しているため、韓国製品の輸出が増えれば増えるほど日本からの部品輸入が増えるという産業構造上の問題によると見られている。
さらに、これまで韓国の対日輸出をリードしていた石油製品や平面ディスプレーの輸出急減、日本市場での韓国製品のイメージ低下などが対日貿易赤字幅を拡大している。  
一方、昨年12月20日時点までの2007年の対中貿易黒字は180億9000万ドルで、前年(2006年)の209億ドルから大幅に減少した。対中貿易黒字はこれまで順調に増大してきたが、2005年の232億7000万ドルをピークに2年連続で減少している。
対中貿易黒字の減少は、中国が中間財、基礎素材分野の自給率を高めている上、中国に展開している韓国企業が現地での部品調達を増やしているのが理由と見られている。


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