中国駐在員報告
2014年3月 社会・時事 駐在員 : 井口 真彦
浙江省杭州市を拠点とする訪日旅行専門の旅行会社が、昨年11月に設置した日本文化等を紹介するスペースで2月20日(木)、静岡の物産、観光、文化を紹介する「静岡県物産・観光フェア」がスタートし、テレビ、新聞、ネットニュースなどのマスコミ関係者等の出席のもと、オープニングセレモニーが行われた。
冒頭、「今後、静岡県の豊富な観光資源、物産を次々に紹介し、情報発信ができるスペースとして充実させていきたい。」と挨拶させていただいた。
セレモニーでは、本県企業の現地法人が中国で販売展開する富士山の天然水で静岡県から持ち込んだ「やぶきた茶」を淹れ、静岡おでんなどと共に、出席者にふるまい、好評を得た。
2月末時点で、同スペースには、世界遺産富士山等の本県のポスターや、県及び県内各市町から御提供いただいた観光パンフレット、ちびまる子ちゃんランドの大型パネル、静岡県の伝統工芸品である駿河竹千筋細工、駿河蒔絵などが展示、配架されている。
伝統工芸品が置かれているのは、中国駐在員事務所の仲介により、畳業者が無料で設置した4畳半の和室。旅行社では、和室及びその周辺を「日本体験館」として今後更に充実させる意向であり、展示効果が更に高まることが期待される。
今後、この場を活用して、県内市町・施設の資料の他、浜松まつりの凧や雛具など、静岡の文化を象徴する装飾品も配置し、静岡県の観光情報拠点とする他、県関係企業が中国での販売を視野に入れた商品をサンプル展示できる場として有効利用したいと考えている。
また、旅行社と協働し、茶道教室や合唱交流等の文化交流やセミナー等のイベントを継続的に開催し、マスコミ、イベント参加者による口コミ、各種SNS(微博(ミニブログ)、微信(WeChat)等)を効果的に活用することにより、情報発信を積極的に行い、空港利用を含めた静岡への送客増につなげるよう働きかけていく。
なお、セレモニーの様子は、3月2日、杭州電視台のテレビ番組内で紹介された。
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