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東南アジア駐在員報告

2008年10月 政治
駐在員 : 獅倉 浩


インドネシア・・・ラマダン(断食月)


ラマダン(=断食月)は、イスラム暦の第9番目の月で、イスラム教信者は、同月に夜明け前約2時間から日没まで断食する。これは、自ら食物を摂取できないことを体験し、摂取できることへの感謝を忘れないという精神修行の一つで、同期間中には断食修行の他にも何か善行を行うことも求められている。
イスラム暦は1年が354日なので太陽暦上の月日とはずれがあり、今年のラマダンは9月1日から10月1日まで。国民約2億2千万人の約90%がイスラム教信者であるインドネシアでは、同期間に多くの国民が断食の修行を行った。
この期間中、イスラム教信者以外の人、イスラム教信者でも@健康上問題があり断食により支障を生じる者A妊娠中、又は幼児養育中の女性B子供、老人、等の人達は断食を免除(@、A、Bはその事情が解消されてから同期間の断食を行うことが必要)されていることから、あまり大勢ではないが日中にレストランで食事をしている人の姿を見かける。しかし、さすがに国民の90%以上が断食中であるインドネシアでは、街中のレストランは開店休業状態で、店を閉じているところもある。
日中の反動もあろうか日没後になると若者達は友達同士誘い合い町に繰り出す。さすがにバイクの年間販売台数600万台に達しようとするお国柄で、ジャカルタ市内の幹線道路上はどこへ行くともなく走り回るバイクで埋め尽くされる。また、近代的な外食屋が入っている街中の新しいショッピングセンターなどは若者で一杯になり、昼間とは全く違った活気あふれる光景になる。
このラマダンが終わると“ハリラヤ”と呼ばれる日本のお正月と同じような国民の祝日に入る。多くの企業で1ヶ月分程度のボーナスを支給し1週間程度休みとなる。大勢の人が帰省するため首都ジャカルタは閑散となるそうである。


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