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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2007年6月 経済
駐在員 : 獅倉 浩


ベトナム・・・「朝霧の水」はメイドインベトナム


    ホーチミン周辺の日系企業にお邪魔すると、決まってお出しいただくのが「朝霧の水」ブランドのペットボトル飲料水だ。この商品名を見た時、我が静岡県朝霧高原の大自然の中、富士山の湧水をペットボトルに詰めた商品と想像し、懐かしさを覚えた。しかし、実はこの飲料水は、ホーチミン市中心部から車で約30分程の北東に位置するビンタン地区に入居している在ホーチミンの静岡県企業潟Aルファー・ベトナムが、2004年11月に操業を開始し、水道水から製造し販売している製品である。
    製法は、ホーチミンの水道水をフィルターに通して、カルキ・異物等を取り除き、更にオゾンで殺菌する方法である。この飲料水を300ML入りペットボトルや、5ガロン(=約20L)タンクに入れて主にホーチミン周辺の日系企業へ販売しているのである。ホーチミン市及び周辺には飲料水を製造・販売する会社が約180あるが何れも中小の規模。殆どの会社は汲み上げた地下水を用いている。また、日系企業は同社だけで、顧客先も日系企業という安心感から同社の飲料水を購入している。
    同社の珍しいところは、同社と日本本社との間に業務関係や、技術提供関係が無いということだ。同社の親会社は富士市に本社を置く潟Aルファー電子で、各種電子基盤製造を主業としている企業であり、飲料水の製造販売とは無縁の業種である。
    ベトナム法人は、当初は海外向けのポケットベル用電子基盤製造を目的に設立されたが、需要の変化によって同基盤の製造から撤収する段階で、ホーチミン周辺に築き上げた企業ネットワークを失ってしまうことを惜しみ、検討を重ねた結果、投資コストがあまり大きくない飲料水製造・販売を選択したということである。
    最近では、日系企業のベトナム進出が増えていることから、同社の顧客も順調に増加しており、今後はホテル、レストラン、旅行会社等にも納入したり、ベトナムから他国への輸出にもチャレンジし、業務を拡大してゆく計画である。


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