• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 北米駐在員報告

ここから本文です。


北米駐在員報告

2002年12月 経済
駐在員 : 松下 育蔵


米市場での日本企業の台頭

    アメリカで12月2日、初めて抵公害水素燃料電池車が披露された。環境対策に力を入れるカリフォルニア州の南部で、トヨタとホンダによる長期プロジェクトによる堂々たる誕生である。真っ先に本件を報じた地元のロサンゼルス・タイムズ(12月3日付)によれば、燃料電池車は、燃料電池に使用する水素の製造過程で多少汚染物質を発生するものの、大気は汚染せず、アメリカでは、GM、フォード、ダイムラー・クライスラーが環境に優しい燃料電池車の開発を予定しているという。
    燃料電池車の導入に関し、「燃料電池の技術が一般に理解されるための性能データの収集にはまだまだ道は長い」とのアナリストからの厳しい見解が出ている一方、ニューヨークの投資信託会社ニュー・オータナティブズ・ファンドのショーエンワルド社長は、「燃料電池車の普及には数多くの問題があるものの、その解決は不可能ではない」と燃料電池車に将来性を見ている(3日付同紙)。
    ホンダは、燃料電池リースにおける積極的活動を展開させる一方で、熾烈な競争が行われている小型飛行機市場で「空飛ぶシビック」の開発をも推進している(3日付けウォールストリート・ジャーナル)。来年テスト飛行が予定されるホンダの小型機は、従来と比べ20%ほど燃料を節約、改善することを目指しており、それが実現できれば競争が激しい市場でもかなりの足場を確保できる可能性があるとの見解もある。
    しかし、同紙は、1980年代中頃、三井重工による米小型機市場参入が困難であったこと、今年初めに4人乗り試作プロペラ機のテスト飛行に成功したトヨタは、外部からの批判的反応を受け開発を中止したこと、小型機を「空のタクシー」とするには価格上の問題があることなどを挙げ、「ホンダの思惑通りに同事業を推進させることは容易ではない」と結んでいる。


    日付別一覧  地域別一覧  分野別一覧


お問い合わせ

知事直轄組織地域外交局地域外交課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3066

ファックス番号:054-254-2542

メール:kokusai@pref.shizuoka.lg.jp