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中国駐在員報告
2010年12月 経済 駐在員 : 野村芳一
中国オンラインショッピングサイト最大手「淘宝網」がまとめたところによると、上海市のインターネット利用者によるネットショッピングの年間消費総額が、170億元を突破したことが分かった。1人当たりの年間商品購入額は900元(約11,700円)に達する計算となる。
また取引の傾向として、これまでの衣料や食品など小額の取引から、大型の液晶テレビなど1台数千元に上る高額の取引が増えているという。
中国でオンライン・ショッピングを利用するのは、所得の高い層に限られているが、大手クレジットカード会社の行った別の調査では、利用者の所得に占めるオンライン・ショッピングの利用額の割合をみると、日本の6.6%に対して中国は10.9%となっており、オンライン・ショッピングを積極的に活用する傾向がわかる。
2011年には、中国のオンライン取引額は6千億元に達し、成長率は世界平均の20-30%を上回り、小売総額に占める割合も3%に達すると見られている。
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