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北米駐在員報告
2000年12月 政治 駐在員 : 若梅 真樹
大統領選も大詰めか(12月5日現在)
フロリダ州のハリス州務長官による、共和党のブッシュ候補が537票差で民主党ゴア候補に勝利したとの再集計の結果発表を受け、ブッシュ氏は、勝利宣言し、政権移行手続きを進める一方、ゴア陣営は、フロリダ州の全ての票は集計されておらず、全投票の集計が民主主義には必要との不服申し立て訴訟を起こすなど、大統領選は混迷を続けている。
11月30日付けのニューヨーク・タイムズ紙による世論調査では、同州当局の最終集計結果について、“公正で正確”とする回答と“不公正で不正確”とする回答がともに47%。また、大統領が決まっていないことについても、“大きな問題である”が48%、“大きな問題ではない”が49%と大統領選同様、選挙の結果をめぐる世論も真っ二つに分かれていると報じていた。
しかし、フロリダ州での確定結果を巡る訴訟で、ゴア陣営に厳しい結果が出たことにより主要各紙もゴア氏の引き際が焦点となっていると伝えるなど、12日の大統領選挙人提出期限も迫っていることもあり、ゴア候補に対する世論の風当たりが一層強まってきている。
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