台湾駐在員報告
2013年7月 経済
駐在員 : 宮崎悌三
6月26日から29日までの4日間、台湾最大の食品見本市「台北国際食品見本市(フード・タイペイ)」が開催された。主催者発表によると、食品に関連する加工設備等、5つの見本市との同時開催で、台湾内外の1,557社からブース3,637小間の出展があり、来場者は昨年より6%多い約6万5千人に上り、過去最高を記録した。
食品見本市の会場は、台北市内の2か所に分かれ、日本の食品のPRを行う会場には、東北地方を中心とした自治体ごとのブースが構えられ、訪れた買付け業者に積極的にアピールを行っていた。
日本の食品コーナーで、とりわけ注目度が高かったのは、山形県寒河江市産のサクランボである。
サクランボといえば「佐藤錦」が有名であるが、寒河江市は、1991年に山形県で品種登録された新品種「紅秀峰」を出品。佐藤錦より大ぶり(1つ約10グラム)で、赤みと甘み(糖度20%)が強く、贈り物に最適と売込んでおり、来場者の反応も上々だった。
ジェトロが昨年実施した調査では、日本産品には高品質で美味しいとの定評のあるものが数多くあり、台湾の消費者に支持されているが、今後「食べてみたい」あるいは「家族に食べさせてみたい」と思う食品に桃、りんご、なし、トマト等の生鮮品が並んでおり、静岡県にも台湾における消費拡大のチャンスはあると感じた。
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