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中国駐在員報告2003年9月 行政 SARSへの即応体制について
一方、今冬のSARS再来に向け、中国衛生部はこのほど感染者が出た場合の即時報告、専門家の派遣、また発生状況に応じて「一般事件」から2か所以上の省等を跨ぐ地域で発生した「特大事件」まで、ランクに応じて省クラスで各医療機関に伝達から、全国に向けて情報を公表するなどの措置がとられる。さらに、SARSの拡散防止に特に注意を払うべき「重点地区」として、医療機関、学校、建築現場の施設のほか、北京や天津、上海、広州といった流動人口の多い都市を指定するなど、全国規模での一連の即応体制を固めた。今回の即応体制は10月15日までに医療関係者の研修を終え、11月1日から全国でスタートさせることとしており、同日から感染者統計も再開される。 |
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