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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 中国駐在員報告

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中国駐在員報告

2012年8月 社会・時事
駐在員 : 井口 真彦


     以前、本欄で中国の大気汚染の状況に関連してPM2.5(空気中の2.5マイクロメートル以下の超微粒子物質)公表の取組みを紹介した。その際、赴任以来10か月、抜けるような青空や満天の星空をほとんどたことがなく、上海も浙江省杭州も、晴れた日でも空の青色はくすんでいることが多いとお伝えした。
     ところが、この7月下旬以降、突然、信じられないような澄んだ青空が広がる日が続いた。上海も、出張で訪れた杭州もである。驚いて、個人の微博(中国版ツイッター)でつぶやいたところ、上海っ子からは「10年ぶりくらいですね」と反応があり、微博には澄み切った青空を写した写真が数多く掲載された。
     後で知ったところによると、上海市では、7月21日から、空気の清潔さを示す「大気清浄度」が例外的に高い数値が示し、PM2.5の値も大きく減少。大気清浄度の評価は24日まで4日連続で、5段階中最良の「優」となった。これは、南東の海上から強風が吹き、汚染した大気を追いやったため、亜熱帯高気圧の尾根が上海の南に位置したことで風向きが南東となり、さらに台風8号の影響で風力が強まったからとのこと。
     残念ながら、大気汚染の状況が根本的に改善した結果ではなかったが、多くの中国人がこのような青空を望んでいることを改めて知ることになった貴重な体験ではあった。


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