台湾駐在員報告
2017年5月 社会・時事 駐在員 : 内藤晴仁
県が募集する「富士山万葉集」への作品募集で協力を頂いている台湾の短歌同好会「台湾歌壇」が創立50周年を迎え、記念大会が開催された。
台湾歌壇は日本統治時代に日本語教育を受けた「日本語世代」の台湾人を中心に構成され、毎月1回定期的な「歌会」を開いている。歌会では会員が作成した短歌を発表、感想を述べ合い交流を深めている。日本語世代の会員は約50人近くおり、会員同士の会話は日本語で行われる。
最近は若い台湾の方や日本人の会員も増え、日本語世代の会員との交流が活発に行われている。日本語世代の会員が日本の短歌を後代に伝える様子に、日台の友好交流と台湾歌壇の歴史を改めて感じているところである。
なお、台北には日本語世代を中心とした俳句同好会「台北俳句会」がある。こちらも県が募集する「富士山歳時記」へ協力を頂いており、以前、富士山歳時記へ応募した会員が入賞したこともある。
台湾の俳句・短歌のレベルの高さには目を見張るものがある。
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