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北米駐在員報告
2000年12月 経済 駐在員 : 若梅 真樹
米GDP改定値2.4%に鈍化
商務省が発表した第3四半期の国内総生産(GDP)実質成長率の改定値は、前期比2.4%の成長と、速報値の2.7%から下方修正され、96年第3四半期(2.0%)以来4年ぶりの低い伸びにとどまった。また、総合的な物価動向を示すGDPデフレーターも、1.9%の上昇と99年第4四半期(1.3%上昇)以来最小となったことにより、景気の減速傾向を示したものとなった。
GDP伸び率が鈍化したとはいえ、事前の予想を上回る水準だったため、米金融当局にとって利下げは急務でなくなるとの見方が広がり、また、エコノミストも、米経済は減速しているが、金融当局が金融緩和に動くにはまだ程遠いと指摘している。
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