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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2014年11月 社会・時事
駐在員 : 吉住理恵子


本県への留学生誘致のため、静岡県大学課及び県内大学関係者とともに、インドネシアで開催された留学フェアに参加した。日本学生支援機構主催の日本留学フェア・ジャカルタ会場には、過去最高の73機関が出展し、各大学が自校の奨学金制度やプログラムの特色などを紹介した。
 静岡県内の外国人留学生数は平成21年の1,601人をピークに減少傾向にあり、今年は1,030人。全国値を見てもピーク時(平成22年)の141,774人から漸減傾向だが、全国の動きと比べてその減少率が大きいのが本県の特徴だ。
 ひとつの要因は、外国人留学生の中で大きな割合を占めている中国、韓国からの留学生が減っていることにある。県は平成24年度まで中国、韓国、台湾の留学フェアに出展してきたが、昨年度、初めて東南アジアで、タイの留学フェアに出展したのに続き、今年はインドネシアの留学フェアに出展した。
 10月19日にジャカルタ・コンベンション・センターで開催された日本留学フェアには、開始時間前から多くの学生が集まり、本県ブースをはじめ、各大学ブースで、真剣に留学について相談する姿を多く見かけた。
 OECDの調査(Education at a Glance 2014)によると、インドネシアの海外留学先として人気が高いのは、オーストラリア(22.7%)やアメリカ(16.6%)などの英語圏だが、5.6%が日本を留学先としている。また、同調査によれば、留学先の決定に際しては、言語、プログラム内容、授業料に加え、その国の移民政策も重要な要素と考えられているようだ。
 英語で受講可能な、東南アジア諸国の学生にとって魅力のあるプログラムや奨学金制度とともに、日本への留学経験が日系企業への就職等にまでつながる仕組みがあれば、日本からの進出企業が多いインドネシアでは、特に喜ばれるにちがいない。既に、県内でも、静岡大学が、英語で講義を提供し、県内企業と連携した実学を組込む「アジア・ブリッジ・プログラム」を始動させている。
 留学フェアの後に、文化学術局長等とともに訪問したインドネシア市内の大学では、参加した県内大学への交流提案や、インターンシップ受入れの要望があり、本県との交流に期待を寄せるインドネシア側の関係者の熱意も伝わってきた。静岡大学以外の県内大学等でも、今回の訪問をきっかけにインドネシアとの交流がより深まることを期待している。


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