• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > ヨーロッパ駐在員報告

ここから本文です。


ヨーロッパ駐在員報告

2002年10月 政治
駐在員 : 山口 幸博


ドイツ、シュレーダー首相の続投決まる

    9月22日の連邦議会の総選挙は、シュレーダー首相率いる社会民主党(SPD)とキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が、いずれも得票率38.5%で並ぶ歴史的な接線となった。しかし、緑の党の健闘によりかろうじて現在の連立与党が過半数を制し、シュレーダー首相の続投が事実上決まった。
    この選挙結果に対して、経済界では以前から現政権の経済・雇用施策に批判的なことから、一層の改革を求める声が続出している。
    ドイツ商工会議所連合会(DIHK)のブラウン会頭は、労働市場の柔軟化と社会保障負担の削減、教育・研究の充実強化を求めている。また、ドイツ経済連盟(BDI)のロゴフスキー会長は、停滞している税制改革と年金改革の推進、すべての施策の雇用と経済成長への効果の検討を訴えている。一方、ドイツ労働総同盟(DGB)のゾンマー委員長は、労働市場改善のために、SPDが今春に召集した労働政策委員会(通称ハルツ委員会)報告の完全な実施(求職意欲の低い失業者に対する給付金の減額、低賃金労働者への社会保険及び税制面の優遇、自営業立ち上げの支援など)を求めている。
    ハンデルスブラット紙がインターネット上で行っているアンケート結果では、今回の選挙結果が経済発展につながると回答したのが12.1%に対して、停滞につながるとしたのが73.7%にも達したことからも、2期目のシュレーダー政権を見る世論も厳しいことがうかがえる。


    日付別一覧  地域別一覧  分野別一覧

お問い合わせ

知事直轄組織地域外交局地域外交課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3066

ファックス番号:054-254-2542

メール:kokusai@pref.shizuoka.lg.jp