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ヨーロッパ駐在員報告
2002年8月 政治 駐在員 : 山口 幸博
オランダ、新内閣がスタート
ベアトリクス女王が7月22日、ヤン・ぺーター・バルケネンデ首相ほか13閣僚の就任を認証し、新政権が発足した。新政権は、5月の総選挙で8年ぶりに第1党に返り咲いたキリスト教民主勢力(CDA)、議席0から26議席を獲得して第2党に躍進したフォルトゥイン党(LPF)、自由民主国民党(VVD)の3党による中道右派連立政権となる。
首相となったバルケネンデ氏は46歳で、アムステルダム市の南に位置するアムステルフェーン市議会の議員として活躍し、昨年秋のCDAの内紛で党首に就任した。
移民排斥を訴え、選挙前には党首が暗殺されるなどその動向が注目されていたLPFは、経済相など4つの大臣ポストを得た。
新政権は、LPFが政権に加わったこともあり、民間人など幅広い分野からの人材で構成されるなど、今後の動向が注目されている。
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