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北米駐在員報告2001年4月 経済 ウォール・ストリート・ジャーナルによると本社移転計画を進めている航空・軍事大手のボーイング社(本社:シアトル)は、シカゴ、ダラス、デンバーを最終候補地として検討していると発表した。通常は、社員の離脱リスクを軽減するためこのような候補地は決定まで伏せられることが多いというが、今回は、移転に伴うスタッフの削減も考慮しての発表となったようである。 3都市のそれぞれの利点は、ダラスは、最も物価が安いほか、州の所得税もなく飛行に適した天候に恵まれている。シカゴは、連邦政府や金融の中心である東海岸に近く、都会的な環境が提供される。デンバーは、ロッキー山脈のスキー場やハイキングコースに隣接し、美しい自然に囲まれた魅力的なところが売り物となっている。 積極的に企業誘致を行うところ、また、何もしなくても人気が高いところなどその形態は様々であるが、世界最大の航空メーカーで米最大の輸出企業を我がまちの大手企業として迎え入れることの意義は非常に大きいものがあるようだ。 |
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