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北米駐在員報告
1999年9月 社会・時事 駐在員 : 若梅 真樹
LA(ロサンゼルス)の大気汚染改善か
連邦環境保護局(EPA)の統計によると、今年スモッグ警報(大気中のオゾン濃度が0.2ppmを超えた場合)が発令されたのは、テキサス州のテキサスシティーとヒューストンの2例だけで、例年なら真夏のスモッグ・シーズンには既に警報が発令され、全米一のスモッグ都市といわれているロサンゼルスで、まだ一度もスモッグ警報が発令されていないという。
スモッグが減った要因としては、カリフォルニア北部に張り出した低気圧の影響による例年に比べて涼しい気候や自動車の排ガス対策の効果などがあげられている。ただし、警報こそ無いものの、LAの大気が連邦の健康基準(同0.12ppm)を超えた日は既に32日もあり、若干の改善といったところであろうか。
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