台湾駐在員報告
2018年7月 経済
駐在員 ： 内藤 晴仁
台湾最大級の食品見本市「FOOD TAIPEI 2018」が台北市内で開催された。
県内からは、県、静岡市、浜松市が民間事業者とともに初めて同時にブース出展を行い、台湾バイヤーに対し県産品の商品説明やPR、商談等を行った。
今年度は、県マーケティング課が台湾での販路開拓アドバイザーとして民間委託した「ふじのくに通商エキスパート」が、「FOOD TAIPEI 2018」における全体出展戦略を練り、出展業者に対する事前準備の指導や当日の対応等を指揮した。
民間の知見を活用したこの戦略は、出展事業者から高い評価を頂いたと伺っている。今後、ふじのくに通商エキスパートによる出展後のフォローアップを受けながら、出展実績の最大化を図ることが期待されている。
台湾当局は今も日本産食品に対し輸入規制措置の堅持及び強化を行っているが、民間レベルでは日本産食品の人気は根強く、規制措置の早期解除を希望する声も聞こえてくる。台北では日系の回転すし店、ちゃんぽん麺店が新規開店し話題になる等、台湾での日本産食品の商機は拡大していると感じている。
県と市、民間事業者が一体となって臨んだ「FOOD TAIPEI 2018」。早期に出展成果が出せるよう、役割のもとで連携したフォローアップに努めていきたい。
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