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中国駐在員報告

2019年6月 政治
駐在員 : 石井 亘


中国自動車工業会が5月13日に発表した今年4月の新車販売台数は約198万台(前年同月比14.6%減)で10ヶ月連続前年実績を下回る数値となった。1月から4月までの新車販売台数は、約835万台で前年同期比12.1%の減少となった。また、中国の業界団体である全国乗用車市場情聯席会が発表した今年4月の乗用車販売台数は約150万台で前年同期比16.9%の減少となり、1月から4月までの販売台数は約660万台で前年同期比11.9%の減少となった。企業に目を向けてみると、上海汽車工業集団、広州汽車集団、吉利汽車、重慶長安汽車などの主要大手メーカーは揃って前年を下回る販売台数となったが、ハイブリッド車、電気自動車を製造している比亜迪(BYD)はハイブリッド車の販売好調を受けて前年同期を上回る販売台数を記録した。
 新車販売が落ち込む中、中古車販売も軟調となっている。中国社会の急速なモータリゼーションを受けて中古車販売台数は2018年には前年比11.46%増となるなど過去数年順調に拡大してきたが、今年に入り前年比3%台の増加にとどまっている。関係者は販売台数の伸び悩みは今後数か月続くと分析している。なお、ハイブリッド車の中古車販売台数については、1月から4月までの販売台数は14万台(前年同期比32%増)と大きな伸びを示した。
5月6日、中国商務部は自動車販売不調を打破するために、今まで禁止していた中古車の海外向け販売を北京市、天津市、上海市など10都市に限定して開始した。商務部は海外向け販売を希望する会社を選定した上で、車両の状態、安全面での問題が無いかといった検査体制を整備することも併せて発表した。 
自動車販売は中国国内消費の中で大きな位置を占めているが、長引く中米貿易摩擦の影響を受けて消費者の購買意欲が更に減少するのでは無いかと懸念する声もある。関係者は中古車販売が回復することで新車販売にも良い効果をもたらすことを期待している。


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