東南アジア駐在員報告
2018年12月 経済 駐在員 : 芦澤 裕之
シンガポールでわさび加工品の需要拡大を図るため、11月1日から21日までの3週間、わさびレストランフェアを開催した。今回のフェアでは特に、わさびをヘルシーでどんな料理にも合う「万能調味料」として和食以外のメニューに広めることを目的とした。
静岡県からは5つのわさびメーカーが参加し、中華料理店、アイスクリームカフェ、ビストロバーなど5店舗で、魚料理や肉料理、豆腐料理、アイスバー、カクテルなど、わさびを使った14メニューを新たに開発していただいた。
また、これまでの当事務所のフェアではシンガポールまでの商品の流れをうまく作れなかったという反省点を踏まえ、今回、初の試みとして、静岡の地域事業プロデュース会社に商流を担当していただき、併せて県産品海外輸出のプラットフォーム構築を図った。
売れ行きが好調だった「てりやきチキンわさびバーガー」など3商品は、継続メニュー化が決定した。しかしながら全体的に料理人のわさび加工品に対する知識不足が感じられるため、昨年度に実施したようなシェフ向けセミナーなど、啓蒙活動のプロセスも重要と感じている。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|