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委員会会議録

質問文書

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令和4年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:06/27/2022
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 おはようございます。自民改革会議の相坂です。久しぶりに文教警察委員会の所属になりました。どうぞよろしくお願いします。
 それでは、一問一答方式で何点か伺ってまいりたいと思います。
 1つ目は第86議案「令和4年度静岡県一般会計補正予算」についてです。
 今御説明頂いた内容ですが、留置施設に新しく入られる被留置者に対する抗原定性検査実施経費280万円があり、数量が2,293回とかなり細かい数字だと感じますがこの根拠を教えていただきたいです。
 それからコロナ禍で2年半ほど経過しましたが、留置施設の中で新型コロナウイルスによる影響等はどのようなものがあったのか御紹介頂けたらと思います。

○成宮総務課長
 抗原定性検査キットの積算等についてお答えいたします。
 県警察の施設に留置する被留置者については、本年5月以降、新型コロナウイルスオミクロン株の感染陽性者が複数確認されたことにより新規入場時に全ての被留置者に対する抗原定性検査を実施することといたしました。
 数量の積算については、過去の収容実績から来年3月末までの被留置者の収容見込み数を想定し2,293回分を積算したものであります。
 また、これまでの留置場に入る被留置者についての対応は、留置施設に新規入場する全ての被留置者について留置開始時に検温や諸症状の聴取、体調観察等を行うとともに、万一留置する際に感染が疑われる場合には速やかに医療機関でPCR検査等を受診させてきたところでございます。

○相坂委員
 ありがとうございます。
 1年間の見込みで2,293回分とのことで少ないにこしたことはないと思いますが、仮に留置される方が増えてしまう場合には早めの御対応をお願いしたいと思います。

 2つ目は文教警察委員会説明資料3の捜査支援分析課の新設についてであります。
 先ほど概要は御説明頂いたんですが、設置の効果等も含めて改めて概要を御説明頂きたいと思います。お願いします。

○田中刑事部参事官
 捜査支援分析課の業務等についてお答え申し上げます。
 捜査支援分析課は、デジタル技術を活用した捜査を推進するためこの春の体制整備に伴いまして課長以下58人による体制で発足したところであります。
 捜査支援分析課では、パソコン、携帯電話機等の電磁的記録の解析業務、犯罪手口やプロファイリングの活用等による事件分析業務、防犯カメラ等画像の収集、解析業務などのほか警察庁や他の都道府県警察との連絡調整を行っております。

○相坂委員
 今年の3月に新設されたのことで、動き始めていると思います。
 1点御要望させていただきます。報道を通じて我々も理解をしているので、警察の皆さんの現場の捜査状況がどのようなものかあまり分からず申し上げてしまうんですが、以前も何らかの事件のときに小さな子供さんが亡くなったり、殺害されたり、拉致されたりだとかが防犯カメラに写っていたんだけれども、その防犯カメラの情報をキャッチしたときには既に事件が起こった後であったということも報道等であったかと思います。僕は静岡市駿河区ですが、静岡南警察署の皆さんも頑張って各町内会に働きかけて防犯カメラの設置を進めてくださっているんですけれども、ほとんどは民間の持っている防犯カメラだと伺いました。ですので、防犯カメラを自主的に持っているところは手を挙げていただいて、防犯カメラの解析等に住民の皆さんや企業の皆さんが進んで協力していただけるようなPR活動、広報活動を進めていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次は特殊詐欺に関する質問です。
 説明資料7の2特殊詐欺の推移で、認知件数と検挙件数の推移が記載されていますが、検挙率が横ばいに見えます。ほかの犯罪の検挙率を見るともっと高いので特殊詐欺はそれだけ難しいのかなと思いますが、検挙率に対する今後の対策等について伺いたいと思います。
 また、地域社会あるいは他の行政機関、報道機関等にも特殊詐欺について様々な協力依頼をされていると思いますが、新たな取組等があれば教えてください。

○山下組織犯罪対策局長
 検挙率が横ばいの要因について申し上げます。
 検挙率が横ばいの原因については、認知件数全体の増加のほか、令和3年以降キャッシュカード詐欺盗の増加が要因と考えられます。
 キャッシュカード詐欺盗の手口として、サギ電話の入電から受け子が被害者方を訪れるまでが非常に短時間であり、被害者が家人に相談したり警察に通報したりする暇がなく、同手口の場合はだまされた振り作戦の現場設定が困難となったことが要因の1つとして考えられるところです。
 その対策と効果ですが、キャッシュカード詐欺盗の検挙対策として、被疑者が犯行待機している場所や時間帯を分析し、捜査員が同所における警戒を実施しており、不審者に対する職務質問により被疑者を検挙しているケースもあります。
 また、被疑者検挙の際には突き上げ捜査を徹底し、上位被疑者の検挙を推進しております。
 次に、県内の発生件数が高いのはどこかという点ですが、昨年と比較して特殊詐欺が増加している地域は本県東部地区となります。
 今後も生活安全部と刑事部で連携し発生抑止対策を行うとともに、発生した際にはだまされた振り作戦や突き上げ捜査の徹底により検挙していきます。
 次に、地域社会などへの協力要請ですが、生活安全部と連携してだまされた振り作戦などへの協力依頼を要請しております。

○相坂委員
 ありがとうございます。
 昨年と比較して特殊詐欺が増加している地域は東部地区との答弁を頂きました。
 私の静岡市駿河区も犯罪が多いとよく言われます。交番の派出所の方々は定期的に地域の会合などにも出向かれて、特殊詐欺対策のためお年寄りの方々への呼びかけを本当に物すごくしてくださってるんだけれども、先ほどの答弁でおっしゃられたように短時間。この詐欺に遭われてしまう方というのは、どうにかならんもんかと思います。件数も本当に減らないですからね。引き続き我々もそうした地域の方々とのつながりの中で、地元の皆さんとも協力して効果的な気づきにつながるような取組がありましたらまた教えていただけたらなと思います。

 最後に、高齢者の運転免許証の件です。
 免許を返納していただくことが必ずしもいいことかどうかも問題にはなろうかと思いますが、どうしても事故を起こされる方々の高齢者の割合は非常に多いので免許の返納は進めていってもいいんじゃないかと思います。
 そこで伺いたいのは、高齢者の中でも例えば年齢や性別、持病、介護状態、視力等も含めて事故を起こしやすい方はいるのでしょうか。あるいは道路条件などで事故が多いという趨勢といいますか、特徴がありましたら御紹介頂きたいと思います。

○久田交通企画課長
 運転免許証の自主返納率等についてお答えさせていただきます。
 本県におけます令和3年中65歳以上の方の運転免許証の自主返納率はおよそ2.7%となっております。
 次に、事故を起こしてしまった高齢者の共通する事故の特徴でございます。
 高齢ドライバーに起因しております交通事故の特徴を見てみますと、事故類型では出会い頭事故が最も多くなっております。また、違反の種別で見てみますと安全運転義務違反、その中でも安全不確認が最も多くなっており、続いて交差点の安全進行義務違反――安全不確認の事故が多くなっているのが特徴でございます。
 道路の状況などについてお答えいたします。
 高齢者の交通事故が起きやすい道路環境といたしましては、交差点での事故の発生が多いこと、国道等の幹線道路ではないいわゆる生活道路である市町村道での発生が多いことが挙げられます。
 返納率を上げるための課題についてですが、返納後の生活のための移動手段の確保が挙げられます。県警察では、返納しやすい環境を整備するために市町や関係機関、団体に働きかけを行い運転免許自主返納者等サポート事業を実施しております。運送事業者や団体の御協力により自主返納者に対するタクシーや乗り合いバスの運賃割引等が行われておりますほか、市町等に対して地域の公共交通網の整備について働きかけを行っているところでございます。

○相坂委員
 ありがとうございました。
 最後に御要望だけ申し上げます。
 返納率2.7%は、全国的に見て高いのか低いのか分かりませんが、もう返したいんだよなっていうお年寄りの方も結構多いと聞いているんですよね。他方で、病院に行くのにも不便だし、老老介護等で車がないと不便だからという方々のお話もよくあるもんですから。警察の皆さんだけじゃなくて今、久田交通企画課長がおっしゃったようにコミュニティーバスであるとか病院への通院用の交通手段がもっと普及していくと返納率も上がるんだろうと思います。自由な行動を制約することにもつながりますので返せ、返せと言うわけにもいかないとは思いますが、返納をお勧めするカテゴリーといいますか、声をかけたほうがいい方々なんかはあろうかと思いますので、返納率向上に向けた取組を進めていただけたらと思います。以上です。ありがとうございました。

○久田交通企画課長
 6番委員の最後の質問にございました本県の返納率が全国的に見て高いのか低いのかについてお答えいたします。
 本県の高齢者運転免許証返納率は僅かではございますが全国平均を上回っております。

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