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委員会会議録

質問文書

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令和元年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:沢田 智文 議員
質疑・質問日:10/01/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○沢田委員
 沢田智文です。よろしくお願いします。県警本部に対して直面する諸課題について一括質問方式で伺います。全部で3点です。
 1点目ですが、来日外国人に対する交通安全教育についてです。
 現在、静岡県にはおおよそ9万人の外国人が暮らしております。多くの外国人にとって静岡を暮らしやすくするために、県多文化共生総合相談センター「かめりあ」がオープンしました。かめりあについてはテレビ電話通訳や翻訳機の活用も含め11言語で教育、福祉、医療などの相談に乗り、外国人の方々が安心して暮らしてもらえるように努力しております。ネット社会ですので外国人の方のネットワークで静岡県が住みよいまちという評判が広がり、そのまま定住移住につながると県民の増加にもつながると思います。
 今後、外国人の人口はふえると予想されますが、来日外国人に日本の交通マナーを遵守させる取り組みについて、県警の今後の方針を伺います。

 2点目についてです。
 9月28日エコパ会場にて日本対アイルランド戦が行われました。エコパというすばらしい会場で、すばらしい戦いを見せてくれた日本チームに多くの国民が歓喜しました。ますますラグビーワールドカップが盛り上がっていくと思われます。試合が成功裏に終わった背景に多くの関係者の尽力があったからだと思います。静岡県警におかれても同様だと感じております。
 そこで伺います。日本戦における警備対応状況と、エコパ会場で残り3試合ありますが警備対策、これについては極秘内容があると思いますので答えられる範囲で伺います。

 3点目、災害対策についてです。
 現在、多くの災害が発生しております。県、各市町も災害から県民を守るためにさまざまな対策をとっております。
 防災訓練等も計画的に行われておりますが、災害発生時に子供が大人とともに行動しているとは限りません。子供が自主的に避難できるよう学校でも訓練はやっていますが、事前に必要な知識を持つことが大切だと感じております。
 災害から子供たちを守るための県警の取り組みを伺います。以上、3点です。

○金原交通部参事官兼交通企画課長
 来日外国人に対する交通安全教育についてお答えいたします。
 県警察では、来日外国人に対する交通安全教育の充実強化を図るため、日本の交通ルールや交通事故発生実態、事故を起こした場合の措置等について、外国語に翻訳された交通安全教材等を活用して来日外国人を雇用する企業や外国人学校等で参加・体験・実践型の交通安全教育を実施しております。
 また、平成19年には全国に先駆けてブラジル国籍の交通安全教育指導員を任用し、現在に至るまで外国人から寄せられる交通問題等に対する助言指導に当たるよう、母国語による交通安全教育を推進しております。
 今後、出入国管理及び難民認定法の改正等により来日外国人の増加が予想されますので、外国人交通安全教育指導員のより一層の効果的運用に努めるとともに、外国人雇用企業や外国人学校等に対する交通安全教育を積極的に行い、自転車の正しい通行方法と安全な乗り方指導、交通マナー違反が及ぼす事故の危険性、交通事故に遭わないための具体的な安全行動などについて周知徹底を図るなど、安全意識の高揚に向けた交通安全教育を推進してまいります。

○八木オリンピック・パラリンピック対策課長
 9月28日の土曜日に開催されました日本戦の警備対応状況と、残り3試合に向けた対策についてお答えいたします。
 警察では、警察本部長を長といたしまして警備本部を設置いたしました。エコパスタジアムなど大会関係施設周辺や移動経路を中心としたテロへの警戒、それから交通総合対策、要人警護を推進いたしました。
 選手及び観客の輸送に関しましては、当日JR東海道線の人身事故の発生により影響が大変心配されたところではありましたが、大きな混乱等の発生はなく安全かつ円滑な輸送の確保ができたと承知しています。
 試合会場におきましては、転倒によって救護を必要とする事案などの発生はございましたが、大会主催者及び関係機関等と緊密に連携いたしまして所要の対応を図ってきたところであります。
 残りの3試合、大変盛り上がることが予想されます。初戦同様良好な治安の確保と大会の安全かつ円滑な進行の確保、テロへの未然防止、関係者の安全かつ円滑な輸送の確保が基本方針でございますので、基本方針に基づきまして継続して関係機関と緊密に連携し、来場者の皆様方が安心して楽しく観戦できるように、またあわせて治安維持に対しまして期待と信頼に応えられるようにワンチームとなって、一丸となって万全な態勢で対策に取り組んでまいりたいと考えております。

○鈴木災害対策課長
 子供の災害対策についてお答えします。
 警察では、園児や小中学校生に対して防災講話や津波避難訓練を行っております。
 防災講話では、県警察が独自に考案した標語「津波避難の+(たす)と−(ひく)」で子供にもわかりやすい防災教育を行っております。足すと引くは津波避難のポイントとなる事項の頭文字で、たは高いところに逃げる、すはすぐに逃げる、とは徒歩で逃げる、ひは避難する場所を決めておく、くは訓練に参加するといった語呂合わせになっております。足すはあわせて備えをふやす、引くは被害を減らすという意味も込められております。
 足すと引くを考慮して、特に園児や小学校低学年の児童を対象とした紙芝居、通称ナミシバイを活用し津波防災教育にも取り組んでいるところです。
 このナミシバイは、保護者と離れているときの発災でも児童みずからが考え、単独で避難する方法を学んでもらえるよう作成したもので、小学校1年生のてんてんという女の子が1人で下校途中に大地震に遭遇し、津波からみずからの命を守るためにどのような避難行動をとるかというストーリーとなっております。ちなみにA3版23枚つづりで約10分間の紙芝居となっております。
 これら災害から子供を守る取り組みは、平成23年3月に発生した東日本大震災時に宮城県石巻市の大川小学校の生徒74人が津波にのみ込まれた事例を教訓として取り組み始めたもので、本年の取り組みは11月7日木曜日になりますけれども、浜松市立舞阪小学校の全校生徒約500人に対してナミシバイによる防災講話、校舎、屋上への津波避難訓練、そして民間に御協力いただき起震車体験などを計画しており、防災に努めておるとこであります。

○沢田委員
 答弁ありがとうございます。
 1点目の来日外国人に対する交通安全教育についてですが、やはり母国語による教育指導が必要だと思いますので、多文化共生総合相談センター「かめりあ」等との連携も含め進めていってもらいたいと思います。

 2点目のラグビーワールドカップの警備対策についてですが、残り3試合は子供たちの参観も計画されています。私もそちらに参加させてもらおうかなと思っておりますが、実際全ての子供たちの安全確保は県警の仕事ではない部分があると思いますので、また気づいたところがあったら教育委員会と連携をとって、今後子供たちが観戦する機会がふえると思いますので、安全確保につなげていってもらいたいと思います。

 3つ目の災害対策についてですが、足すと引くという合い言葉がありました。県警のホームページを見ますと災害対策でも合い言葉のようなものが紹介されて、紙芝居もすぐ印刷できるような状態になっていて、保護者や学校の教員向けの読み物も紹介されております。非常にいい取り組みだなと思っております。
 私は今まで教員だったんですが、県警のホームページにある教材を活用させてもらう機会がありませんでした。現場ではさまざまな活用方法があると思いますので、そういったものも紹介しながら災害、犯罪から、やっぱり自分の命は守ってもらうんじゃなくて守るという気持ちが今は大切かなと、そういったことを育てていっていただくように県警も御支援をいただければと思います。以上で質問を終わります。

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