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委員会会議録

質問文書

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令和3年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:12/15/2021
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 よろしくお願いします。
 一問一答方式で一点だけ質問させていただきますが、その前に経営戦略の感想を先に申し上げたいと思います。
 我々議員はいろんな計画を目にします。昨日は経済産業ビジョンを見ましたし、川勝知事のドリームズ カム トゥルー イン ジャパンのようなものなど何十個も見てきましたが、この3つの1,000億の実現は今まで拝見させていただいた財政の計画の中で一番インパクトがあって非常に分かりやすくまとめられていると感じました。
 最初から大きいのろしを上げて、それを実現できる100点満点のプランを10年にわたってつくり上げることは多分できないんです。でもそれをビジョンとして打ち出し、20点や30点――二、三割ぐらいしか実現可能性がなくても掲げてロードマップに落とすことで、皆さんが知恵を出し合い5割、6割になって実現性が高まる、非常に期待を抱くことができる計画を拝見させていただきました。
 ここに座っていらっしゃる幹部の皆さんは10年後には誰もいませんけれども、完成を目指して礎をつくり、残していただきたいと思っています。
 今、8番委員からも地域振興の話がありましたけれども、聞きたいのは1点だけなんです。
 講義資料のまちづくりと工業団地の整備9ページに地域振興整備事業の概要があり、これまで40地区で造成したと書いてあるんです。
 これはいろんなところで出回っている資料なのかもしれませんが、私が見たのは今回が初めてです。本来県庁でこのような取りまとめをやるのはどこの事業部だったかと考えてみると、企画部だったんです。内陸フロンティアをやっていた企画部がこのようなものをつくり、内陸フロンティアの指定をして補助金を出しましょうみたいなことをやっていた気がします。あるいは知事直轄組織でやっていたと思うんですが、久しくこういったものを見ていなくて、まさに企業誘致の取組や工業団地造成の取組がこれに沿っていくならば、10年後の例を出していく作業になるだろうと思います。
 企業局の皆さんは、市町に出向いて事情やまちづくりの方針を聞き、承ったことから自分たちがストックしている企業に声をかけて開発可能性調査を一緒にしてあげる。経済産業部の企業立地推進課やそれに類する新産業集積課のようなところが引き継いで補助金を用意していくことになると思うんですが、市町がやっていること、企業局がやっていること、経済産業部がやっていることのどこに区切りがあるのか、あるいは統一してもうやっているのか、なかなかその辺が見えにくいです。
 質問したいのは、これは一連の作業であり、県庁には企画部がないので企業局がリードして企業誘致計画を10年分こしらえて、先行して各市町のビジョン――浜松市のレイクハマナ未来都市構想がこの間出されましたけれども――などいろんな場所での構想のヒントになるようなものをどんどん示していけるのではないかと考えていますが、そうした意味で整備事業における3者の役割分担と企業局がこれからやろうと思っている取組方針を教えてください。

○田中企業局次長
 企業局の中には決まった配置はありませんが、国内産業振興プロジェクトチームがありまして、企業局地域整備課、経済産業部企業立地推進課や商工金融課などの産業関係、そして知事直轄組織総合政策課の職員を交えて年に数回打合せ会を行っております。
 そこで情報交換をしながら各地域を訪問し、総合計画や産業振興の担当課の部長に地域の抱えている実情などいろいろな話をお伺いして、企業局に直接該当する内容でなくても総合政策課や企業立地推進課、商工金融課で取り組める内容があれば情報共有しながら市町にフィードバックする取組を行っております。
 5番委員からお話がありましたとおり、こういった活動をより活発にしていきながら市町とのまちづくりの発展に協力していきたいと考えております。

○相坂委員
 ここ数年における企業局の目覚ましい御活躍のうち、一番大きいのは情報開示だと思います。皆さんのやられていることは物すごく分かりやすくて、これは我々議員だけではなく他部局の皆さんにとってもそうなんだけれども、非常にガラス張りで分かりやすいです。
 何をされているのか、どんな事業でどんな効果が出そうなのか。あるいは工業用水の水道代のどこに弱点があって、どんな悩みに直面されているのかといった非常に分かりやすい運営がされていると思います。しかし他部局や市町も含めてまたがる事業をやられると、途端に分かりにくくなるんです。なので先ほど申し上げましたけれども、ぜひその仕組みを計画などに分かりやすく整理して打ち出したらどうかなと思います。
 僕がよく言うのは、静岡県のシンボルである富士山――富を生み出す侍であると川勝知事はよく言われますけれども――の前を新幹線が通過するポスターがありまして、静岡県の象徴であると当初から聞いてきました。新幹線は何かというと、静岡県が生み出しているテクノロジーなんです。要は製造業の集積のシンボルとして太平洋岸の富を生み出す富士山の下、最新鋭の先端技術が走り抜けていくものが静岡県だったんです。
 しかし、これが数年たつとリニアに取って代わるわけです。リニアが時速500キロで駆け抜ければ、この新幹線のポスターが使えるのもあと残り数年なんです。なぜなら新幹線よりも速いテクノロジーが北側に登場するからであって、我々は新幹線の代わりになる何かを用意しつくり上げていく準備をしなければいけないのですが、実際のところそれが何かは見えていないと思うんです。新幹線は静岡県が造っているわけではないんだけれども、いろんな製造業が集積していることを象徴してきたわけです。
 ですから、3者で分担して今やっていることをぜひ見える化し、せっかく田中企業局次長が大学生に講義されて静岡県はこうなんだということを打ち出し始めたいい機会なので、ぜひ分かりやすいシナリオを示していただきたいと思います。

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