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委員会会議録

質問文書

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令和2年決算特別委員会総務分科会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:11/05/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○岡本委員
 それでは、分割質問方式で何点かお伺いしたいと思います。
 まず、令和元年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書14ページと15ページについてお伺いしたいと思います。
 1つは、平太さんと語ろうについて大変活発に活動されているわけですが、若干昨日出たと思いますけれども、特にここで出された意見等主なものはどんなものか。私もこの会に参加したことがありますが、例えば難しい意見があってもその場でそれなりの答えが出されています。全部が全部後ほどの返答はないかもしれませんが、改めて大ざっぱでいいのでどんな内容で、またどのように施策に反映されているか、あればお聞かせ頂きたいと思います。

 それから、15ページ個別広聴の受理件数の表の下に事案外件数が2,412件と書いてあるんですが、表にこの数字は入っていないという理解でいいですね。
 それでもう1つ、同じようにこの事案外の中身はいろいろあるでしょうが、どんなものが出されているのかお聞かせ頂きたいと思います。

○横山広聴広報課長
 2点お答えします。
 まず、知事広聴については8番委員の御指摘もありましたけれども、答えられるものはその場で答えることになっております。ただその後の対応が必要となった場合は持ち帰って各部局にこの情報を共有して、回答が必要なものについては質問者や意見した人に返すようにしております。
 具体的事例について昨日も3点ほど説明させていただきましたが、1点加えて申しますと、昨年度磐田市で行われた知事広聴で防災アプリの外国人への周知が足りないんじゃないかという御意見、御質問がありました。防災アプリについては多言語化等も進めておりますが、研修会を開催したり国際交流協会を通じたリーフレットの配布で周知を図るなど施策に生かしているところです。

 2点目、個別広聴の受理件数のうち事案外件数は御質問のとおりで、この表の中には含まれておりません。
 事案にどういうものがあるかについては、この表の下にも書いてありますけれども、誹謗中傷など県政への活用が困難な意見等もあるほか、例えば意見の内容を見ますと実は国や市町に伝えるべきものだったりした場合には事案外として扱っておりますし、加えて言えば一方的に御自身の主義主張を繰り返されるような御意見は事案外として取り扱っております。

○岡本委員
 よく分かりました。
 今申し上げましたように、平太さんと語ろうについては私も参加したことがあり、その状況、環境はよく分かっていますので、これは丁寧に説明されていると理解しております。
 それから、後段のいわゆる事案外ですね。今言ったようにむしろそこをもう少し大事にする必要があるんじゃないかと。例えば一方的に個人の考えだけで批判や中傷めいたことも結構あると思いますが、そこは回答していないということですよね。回答していないならば、むしろそこは誤解のない丁寧な対応が必要じゃないかと思うんですが、この辺はどうでしょうか。

○横山広聴広報課長
 主義主張等を一方的に受けたり、県宛ての意見でないものにつきましても、例えば電話で来たものについては受けた者がその場で御説明してお返ししています。またメール等でも答えたり説明する必要があるものについては、その都度返す対応をとっております。

○岡本委員
 事案外であっても、ぜひできるだけ正確にこれまでの皆さん方の活動状況が分かってもらえるような対応をこれからもお願いしたいと思います。

 次に、説明資料23ページの取組(6)の評価で成果指標は69.2%、活動指標は78.6%でほぼ順調に推移しているということですが、目標は100%だと理解します。100%に向かって何か取り組まれたことがあるかお聞きしたいのと同時に、その下の取組(7)の評価のパブリシティー効果をどうやって算出されているのか。この20億何がしかの金額はどのように算出されたのかお聞かせ頂きたいと思います。

○杉山総合政策課長
 新ビジョンの評価のうち、指標の100%達成に向けてどのように取り組んだかでございます。
 昨年の評価のうち1つ例を申し上げますと、観光交流分野で成果指標の進捗が他の政策に比べて若干芳しくありませんでした。例えば宿泊者数の指標で、いわゆるC評価と少し低い評価がございました。そういったものに対して、まずは課題を洗い出す中で旅行商品づくりのノウハウやマーケティング力が不足しているんじゃないか、そもそも旅行者のニーズをしっかり把握する必要があるんじゃないかという認識の下に、昨年度の改善として旅行情報のビックデータ化を図りながらデジタルマーケティングの手法を取り入れて旅行商品の開発に取り組んだ事例がございました。
 いずれにいたしましても、新ビジョンの評価に当たっては掲げる全ての施策あるいは465の指標がございますけれども、その全てに対して現状の把握と課題の分析、それらを踏まえた改善といったいわゆるPDCAを徹底的にして効果的な施策展開につなげていく姿勢で取り組んでいます。
 2つ目の東京ガールズコレクションにおけるパブリシティー効果についてです。
 この20億円余の効果の内訳は、例えば全国のテレビあるいは全国紙、ウェブ等々で記事を取り上げていただいたものを金額換算して、全体として20億円のパブリシティー効果があったと積算しています。

○岡本委員
 前段の効果については、これで状況は分かりました。せっかくこの新ビジョンの推進を皆さん方それぞれやっていただいて、なるべく目標に近づける御努力をされているし、してほしいと思いますが、無理やりやるのではなくて、達成度があまり良くない場合には一度立ち止まって振り返り、本当にこのビジョンがいいのかどうか見直してみる勇気もぜひ持っていただくように、意見として申し上げておきたいと思います。
 それから、今言ったように効果につきましては分かりました。せっかくやることですし、これは皆さん結構楽しみにしていると聞きますので、ぜひこれからも効果がさらに出る内容で取組されるように、意見として申し上げておきたいと思います。

 続きまして、説明資料32ページの地域外交の件です。
 これは昨日も意見が出ていましたので若干重複するかもしれませんが、中国の浙江省、韓国との交流もかなりある一方で、国は決していい関係ではないところもあるわけですね。我々県とそれぞれの相手国の地域とこうして交流しているわけですが、我々の地域交流が言ってみれば国の思わしくない関係にどのようにプラスになっていると見ておられるのか。ただ目的は国のよろしくない関係をよくするためにやっているわけじゃないと思いますので、そこは知らないよと言われればそうかもしれませんが、どんなプラスの効果があると見ておられるのかお聞かせ頂きたいと思います。

○影島地域外交課長
 まず、本県の地域外交の基本的な考え方でございます。人をつくり、富をつくり、そして平和を築く地域外交の展開を戦略方針に掲げ、友好的互恵・互助の精神で平和を築くための善隣外交を基本としています。
 今8番委員おっしゃいましたように、国同士の関係は必ずしもいいときばかりではないという認識を持っております。令和元年度を振り返りますと、例えば中国や韓国との関係もいろいろございました。中国に関して言いますと、先ほどお話しの浙江省との関係は、日中関係がいろいろある中で習近平国家主席が来日するというお話もあり非常に改善されてきた背景がございます。また韓国につきましては、元徴用工の判決に端を発した問題がいろいろあり、日韓関係が非常に悪化したところでございます。しかしながら本県が予定しておりました交流事業については、影響されることなく実施してきました。
 そして、本県が進める地域外交の精神はとにかく国同士の政治状況に左右されず、地域間交流を進めることが世界の平和、国同士の平和にもつながるという基本的なスタンスを持っておりますので、地域間交流は緩むことなく続けていきたいと取り組んでおります。

○岡本委員
 よく分かりました。
 たまたま今はコロナで交流が止まっている状況で、お話のように時には中断する、低迷するときもあるかもしれませんが、やっぱり時間をかけた長い付き合いは大事だと思います。そしてそのことが結果的には国同士の友好にもつながってくると思いますので、これからもぜひ力を注いでいただきたいと思います。

 それでは、次に説明資料77ページの保存文書のマイクロフィルム化についてですが、今政府はデジタル化を進めてもろもろかなり前向きな活動をしていこうとするんですが、資料を見る限り県では相当の量のマイクロフィルム化を進めてきていますね。これができることによって、今までの資料はペーパーで残っているんですかね。こういうものは全部マイクロフィルム化した場合には、全てなくなってしまう、なくしてしまうという見方でいいのか。それともマイクロフィルム化するけれども、元のものはペーパーで残すのかお聞かせ頂きたいと思います。

○倉石法務文書課長
 マイクロフィルム化についてお答えいたします。
 原則的にはマイクロフィルム化したものは紙で残さず廃棄することにしております。ただしマイクロフィルム化するに当たっては文書の作成課と協議して、まずマイクロフィルム化してもいいものだけをしております。この協議の中では、紙文書のまま残してほしいという意向がかなり出されておりますので、この担当課の意向は反映することになります。
 それともう1つ、歴史資料として価値があるものについては紙文書のまま残していこうという考え方がございまして、マイクロフィルム化した後、本来ならば廃棄していい文書につきましては、法務文書課で内容を全てチェックして歴史資料としての価値があるかどうか確認します。歴史資料として価値があるものについては、マイクロフィルム化すると同時に紙のまま残すことも行っております。これを歴史的公文書制度と呼んでおります。

○岡本委員
 よく分かりました。
 資料を見るときに、マイクロフィルム化したほうが比較的安易に見られるのは理解できると思いますが、ただ認識として元の紙資料がなくなった場合にマイクロフィルムが何かのミスでなくなってしまう、消えてしまうことがないか心配があるので、紙で残してほしい、あるいは残したほうがいいという気持ちもあるんですが、そうすると管理も含めて大変な気もします。今それぞれ仕分されているようですが、さらに関係部署と相談なり協議していただいて効率的、効果的にしっかり残すものは残していくように御努力頂きたいと思います。

 それでは次に、説明資料89ページに外部有識者による検討とありますが、どんな内容を検討されてどういうメンバーが外部有識者となっているのか、まずお聞かせ頂きたいと思います。
 同時に、ひとり1改革運動をずっと進められてきていますが、今どの程度改革の提案といいますか、この制度が活用されている実績があるのか、併せてお聞かせ頂きたいと思います。

○室伏行政経営課長
 行政経営に関する外部有識者会議でございます。
 本県では、行政経営推進委員会を設けて元静岡経済研究所の佐藤克昭氏に委員長をお願いし、そのほか企業関係者の方あるいは大学の先生方に委員として9名御参加頂いているところでございます。
 内容としましては、毎年度行政経営革新プログラムを県でつくっていまして、その評価をお願いするのが主な仕事になっております。このほかにも外郭団体の検証、あるいは昨年10月には地方行政のデジタル化として本県のデジタル化に関する課題を少し御紹介し委員の方から意見を頂くなど、毎年その時々に応じたテーマを検討していただいている委員会でございます。年間4回か5回程度開催しております。
 ひとり1改革運動につきましても、平成10年から開始していまして、昨年度の総件数で1万4500件余でございます。前年と比べますと若干減ってはいますけれども、おおむね1万5000件前後の取組が登録といいますか提案されている状況です。新規の取組としてはおおむね4,000件前後、残りの1万件程度が他の所属の取組を踏まえて何か工夫して各職場で取り組んでいただいている取組です。

○岡本委員
 前段の有識者会議の中身については理解いたしました。ぜひこれからも有意義な会議になるように期待したいと思います。
 それから、後段のひとり1改革運動につきましては、大変皆さん方それぞれ活発にいろんな中身を意識しながら出していると思いますので、これはぜひ進めてほしい。皆さん方が直接やっていて一番身近なことなので分かりやすいですし、ぜひそれぞれ今まで以上の協力をと思いますが、例えば精神のことや仕事の中身についてもろもろ含めて改善提案という形でやっている民間企業が結構あるんですね。仕事の中身についてこうすればトータルとしては効率的だけれども、一定の部署だけ見ると、自分たちにとってはやりやすくないことがあって、例えば他の部署の仕事のやり方、流れ等について提案すると担当にとっては余分なことをするなという気持ちがないわけではないと思うんですね。これは官民問わずあるわけなんですね。ですからそこは一定のちゃんとした委員会があろうと思いますので、そういう審査されるところでしっかり議論して、全体で本当にプラスになることを大いに提案頂いてぜひ改善できるように期待したいと思います。

 最後に、説明資料115ページです。
 これは昨日も質問が出ましたので重複するかもしれませんが、乳幼児一時預かり施設について数字上では大半が職員の皆さん方の利用です。一般の方は比較的少ないわけですが、まず施設といいますか、預かる場所があることを意外と知らないんじゃないかという気がするのでその辺が1つと、職員の皆さん方が利用されているのは、昨日の答弁ですとお子さんたちが保育所に今まで以上に入れるチャンスが出てきたので減っているんだろうという話でしたけれども、どういうときに職員の皆さん方が使われているのか、その実情をお聞かせ頂きたいと思います。

○勝岡福利厚生課長
 ふじさんっこクラブについてお答えします。
 まず、一般の方は県庁に御用がある来庁者が利用しています。PRや周知については、小さなお子さんがいらっしゃる子育て世代の方が参加される催しなどを庁内で行う場合に、行事を主催する担当課等からこういった施設がありますので一時預かりできますと御案内しています。
 それから、職員の利用状況は一時預かり施設ですので常時預かりを行う保育所ではございません。家族やふだん預けている保育施設の都合などで子供の世話ができない場合の単発の利用が中心になっております。

○岡本委員
 前段の一般の皆さんには、ぜひ徹底して漏れのないようにPRしていただきたいと思います。
 それから、後段の職員の皆さんがこうして利用されることは、仕事の場合の一時預かりという理解でいいと思いますが、例えばもう一方で、全く私ごとで県庁に来ることもあるんじゃないかと思うんですね。そのときも有料預かりでしょうか。改めてお聞かせ頂きます。

○勝岡福利厚生課長
 申込みの段階で県職員か一般の来庁者か仕分して、職員であれば用件にかかわらず現状では有料としております。

○岡本委員
 最後に意見を申し上げて終わりにしたいと思いますが、一般と職員の皆さんとの利用の区別は分かります。しかし職員といえども全く仕事を離れて一般の皆さんと一緒に来る場合には、一般扱いでいいじゃないかと私は思っているんです。ですからそれはこれからぜひ一度検討頂ければと申し上げて、私の質問を終わりにしたいと思います。

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