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委員会会議録

質問文書

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令和5年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:10/31/2023
会派名:自民改革会議


○江間委員
 それでは、分割質問方式で1問お願いします。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書54ページ最下段にあります警察本部企画調整費について、令和4年度は約770万円が使われていますが、この内訳と使途について教えていただきたいと思います。

○井出総務部参事官
 まず、使途でありますが、新たな施策に向けた調査研究のため8件に約770万円を支出しました。
 内訳でありますが、1点目は先端技術の導入に向けた民間企業による指導支援に関する調査研究に10万円余、2点目は就活カフェ及び新たな採用説明会の活用に関する調査研究に50万円余、3点目はしずおか・安全横断3つの柱に係る路面表示シールの設置効果の検証に210万円余、4点目は3DCG動画の交通事故捜査等への活用に関する調査研究に50万円余、5点目は拳銃、無線機器、出納管理システムに関する調査研究に170万円余、6点目は防犯カメラ映像等の精査の効率化に関する調査研究に関する支出で180万円余、7点目は家庭内防災マニュアルに関する調査研究に10万円余、最後8点目は現場採証機器の活用に関する調査研究に40万円余を支出したところであります。

○江間委員
 ありがとうございます。
 8事業の調査研究と理解しました。
 これについては成果等も全部伺いたいところですが、主なところで就活カフェ等を活用した採用活動、3DCG動画の捜査等への活用、防犯カメラ映像等の精査の効率化について調査研究の内容とその成果を簡単に教えてもらえますか。

○川口警務課長
 就活カフェ及び新たな採用説明会の活用に関する調査研究等についてお答えします。
 少子化等の影響により警察官採用試験の受験者数が減少傾向にあることから、近年都市部を中心に増加している就活カフェや、従来の説明会とは異なる新たな採用説明会を利用した採用活動を試行的に行ったものです。
 まず、就活カフェですが、就活や企業に関する資料コーナーや就活相談といった就活支援サービスを学生が無料で利用できる施設で、学生との交流のほかパンフレット配布、デジタルサイネージへの動画表示、イベント参加等が可能です。
 また、新たな採用説明会は、就活カフェの運営会社が開催する小規模型の採用説明会であり、座談会や学生によるグループディスカッションもあるため従来の採用説明会に比べて学生と距離感が近く、関係性の構築や職業理解につながるといった特徴があると考えております。これらを通じて警察業務への関心を高めていただくとともに学生の就職に関する考え方や意見の収集、イベント開催方法に関するノウハウなどを吸収して今後の採用業務に生かしていきたいことから取り組んだものでございます。
 就活カフェ等を利用して、学生の就職に関する価値観の把握ができるなどの効果があったと考えております。また就活カフェを令和5年1月から3月までに計28回利用しましたが、この間にいわゆる就職の準備をされている大学3年生の利用者39名のうち35%ほどに当たる14名が警察官採用試験に申し込んだことから、一定の効果が認められたと考えているところです。

○鈴木交通企画課長
 3DCG動画の交通事故捜査等への活用に関する調査内容と成果についてお答えします。
 これまで交通事故捜査では防犯カメラやドライブレコーダー映像の解析結果や現場見分結果を平面図で表しておりましたが、様々な角度から交通事故車両の動きを立体視することができる3DCG動画により現場の事故状況を再現することで、現場に臨場していない捜査員にも情報共有を図るべく効果検証を行いました。
 新たに作成した立体図あるいは3DCG動画と従来からの平面図を併用することにより、事故がどのような状況で発生したか一層明確となり捜査に一定の効果が認められたところです。
 その一方で動画作成にかなりの時間を要するなどの課題もあることから、今後も継続して研究を進める予定でございます。

○田中刑事部参事官
 防犯カメラ映像等の精査の効率化に関する調査研究の内容について御説明します。
 この研究は、捜査において収集した大量の防犯カメラ映像の中から人や車など動きのある場面だけを自動で抽出する動体検知ソフトを使用することにより映像確認に要する時間縮減がどの程度図れるかを研究課題とし、本部所属や各警察署に本ソフトを貸し出して検証を行いました。
 検証の結果、全ての映像を再生して確認する場合と比較して大幅に時間が短縮できるなど一定の効果が認められました。今後も導入に向けて継続して研究を進めてまいります。

○江間委員
 いくつか内容を伺いましたが、非常に有効な調査研究との印象です。例えば就活カフェなどはいろいろな企業でもやっていて、就職採用活動での中核を成す可能性もあると思いますし、3DCGにつきましては課題もあることも伺いました。また防犯カメラの動体検知ソフトについては時間短縮に役立つとのことで、非常に効果がある印象を持ちました。
 それぞれの調査研究が本年度の事業に採用されている、反映されているものがあったら教えていただきたいと思います。

○井出総務部参事官
 令和5年度の事業について反映したものはありませんでしたが、先端技術の導入に向けた民間企業による指導支援に関する調査研究及び就活カフェ及び新たな採用説明会の活用に関する調査研究の2事業については、総合的に判断して一定の効果が認められるため、令和6年度の事業化に向けて検討を進めているところです。

○江間委員
 今年度の事業化はないということですが、引き続き調査研究するということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。
 これからまた時代の変化の中でいろいろなことが出てきますし、時間短縮は非常に有効だと思いますのでしっかりと進めていただきたいと思います。

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