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委員会会議録

質問文書

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令和5年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:03/02/2023
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 大きく4項目について分割質問方式でお願いします。
 初めに、危機管理くらし環境委員会説明資料34ページのNPO施策の推進について伺います。
 こちらは我が会派からも要望させていただきましたNPO物価高騰緊急対策事業費補助金であり、物価高騰の影響を受けているNPO法人に対して対策事業費を助成する事業であります。
 2月28日までが募集期間であり、2月21日時点で56件の申請があったとのことですが、28日時点で最終的に何件の申請があったのか、それから申請に当たり、どういった問合せがあったのかお聞きしたいと思います。

○望月県民生活課長
 2月28日で申請受付を締め切りまして、受付件数は126件となっております。
 問合せの内容につきましては、どういったものが対象になるのか、必要書類はどのようなものであるか、内容が補助対象範囲から少し外れてしまうような場合には修正等をお願いするようなものがありました。

○盛月委員
 説明資料を見ますと、2月21日到着分までで56件、今御答弁頂きました2月28日締め切り時点で126件とのことで、恐らく最後の駆け込みといいますか、締め切りぎりぎりに申請が集中したと思います。
 対象の全てのNPO法人に対して通知していただいたとのことでありましたので、通知が漏れなく行き必要なNPO法人はしっかりと申請していただけたと信じておりますけれども、予算額が700万円であることについては大丈夫でしょうか。
 これから審査だと思いますが、おおむね3月末までに交付完了予定となっておりますけれども、何日ぐらいまでに交付が完了する予定なのか教えていただきたいのと、予算額700万円がしっかり足りているのかについて確認させていただきたいと思います。

○望月県民生活課長
 補助金額につきましては、今お話もありましたように最終日にかけて申請が非常に多い状況だったものですから現在精査を行っているところであり、額についてまだはっきりとしたことが申し上げられない状況にあります。
 また、申請頂いたNPO法人に対しましては、3月中に交付が終わるように手続を進めてまいります。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 若干不安がありますね。最終日の受付が多く審査もこれからで額がどれくらいか分かりませんとの御答弁でしたけれども、間違っても予算額が700万円だからその枠内で交付することはないようにしていただきたいです。大丈夫だと思うんですけれども、適正に審査して補助金を支給すべきところにはしっかりと行き渡るようにしていただきたいんです。その点は本当に大丈夫でしょうか。

○望月県民生活課長
 NPO法人の皆様に対しては、申請頂いた御要望にできるだけお応えできるように、今後しっかりと対応に努めてまいりたいと思います。

○盛月委員
 分かりました。
 先ほどの交付時期が3月中という答弁について、説明資料にも3月末と書いてあるので3月のいつ頃なのかをお聞きしたかったのですが、これから審査ということで承知いたしました。
 本当に適正に審査して、またトラブルなく円滑に交付が完了するように事務を進めて、NPO法人の活動をしっかりと支援していただけるようお願いします。くれぐれもよろしくお願いいたします。

 次は説明資料35ページのユニバーサルデザインの推進について伺います。
 SNSを活用した情報発信として県内の大学生等が様々な情報を発信していただいたとのことで、説明資料にSNS等を活用した先進的な取組や魅力的なサービス等の発信とありますが、具体的にどのような内容の情報を発信したのでしょうか。

○望月県民生活課長
 県内の大学生がUD特派員として、現在はコロナ禍ですから県外事例の取材にはなかなか行きづらいので県内の事例を主に取材しております。例えばイオンモールの店舗でのUDの取組やLGBT等にも関係する衣服のユニバーサルデザインの取組、そのほか福祉施設等の取組などを取材して発信しているところであります。
 それから、外部の有識者会議としてUD推進委員会を設けており、推進委員の方に御自分の専門分野、例えば建築家の方であれば建築分野、大学教授であれば取り組んでいるUDの分野などについて投稿していただき、普段どのようなことに取り組まれているかやUDの最新情勢について発信していただいているところであります

○盛月委員
 ありがとうございます。
 相手の立場に立って思いやりのある行動ができる心のユニバーサルデザインを推進することが目的だと思いますけれども、こちらは大事な取組ですのでより多くの県民に見ていただけるような情報発信を工夫していただきたいと思っています。

 心のユニバーサルデザインは、取組の成果がなかなか見えづらいと思いますけれども、その点についてどのように取り組んでいかれるのか。心のユニバーサルデザインが静岡県にどこまで広まっているのかをどのように確認されているのかお聞かせください。

○望月県民生活課長
 心のUDの成果の確認につきましては、現在心のUDプラス実践講座等でアンケート調査を行っており、講座がどうであったかに加えて心のUDについてもお聞きしております。
 また、困っている人を見かけた際に声をかけたことがある県民の割合を成果指標に設定し、県政世論調査を通じて調査しているほか、県民生活課が実施する県民意識調査でもUDに関する取組調査等を行っております。
 ただ、昨年の秋に行いました外部の有識者会議であるUD推進委員会の中で、心のUDに対する成果の確認にはもう少し工夫が必要ではないか、もっとSNSやウェブ、UD特派員等を活用して多面的に確認したほうがいいのではないかという御意見を頂戴したところでありますので、こうした御意見も踏まえながらほかの形でもできないかを考えてまいりたいと思っております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 様々な工夫をしていただき、取組がうまくいっている部分と進んでいない部分、そして取組が広がっているかをしっかり確認できるような成果の検証とさらなる推進をお願いします。差別や偏見のない誰一人生きづらさを抱えない静岡県の構築を目指して進めていただきたいと思いますので要望させていただきます。よろしくお願いいたします。

○伴委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時15分といたします。

( 休 憩 )

○伴委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言をお願いいたします。

○盛月委員
 あと2項目について質問させていただきます。
 説明資料39ページの男女共同参画施策の推進について伺います。
 令和4年度の取組としてフェムテックを活用した女性活躍の推進の記載がございますけれども、女性が働きやすい環境をつくっていくための取組として本当に大事な取組だと思っており、しっかりと充実させてさらに推進していただきたいと思っております。
 今回実証実験に20社の企業が参加し、中間報告結果がこちらに記載されております。20社といってもまだまだ少ないのかなと思いますし、ここから広げていくことに期待しておりますが、このフェムテックという言葉はまだまだなじみがないですし、女性の健康問題――月経や更年期等による不調が仕事に及ぼす影響は非常に大きいですけれども、企業ではなかなか認識されていない部分があると思います。
 中間報告結果を見させていただきますとどれも本当によく分かりますが、これを踏まえて令和5年度にどのような取組をしていかれるのか記載がございませんでしたので、その点を伺いたいと思います。

○山口男女共同参画課長
 7番委員のおっしゃるとおり、女性の健康に関する話題はオープンに語られることが少なく、女性自身も知識が乏しい場合があります。悩みを抱える当事者だけでなく、その周囲の理解を進めるためにも男女を問わず、また個人だけではなく企業組織に対しても広く正しい知識、情報を発信していく必要があると考えております。
 今回の実証実験ではオンラインセミナーやオンライン相談を提供していますが、その利用前後の効果を特定しており、それらを受けた結果どのように意識が変わったかの結果がこれから出てまいります。それから説明資料にもございます中間報告結果でも女性の意識がどう変わったかが確定してまいりますので、その結果を企業にお知らせし、フェムテックの普及と企業における支援を提供してまいりたいと思っております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 説明資料の米印2に記載がありますけれども、女性活躍の推進に取り組む240の企業や団体でふじのくに女性活躍応援会議が構成されております。今回の実証実験には20社が参加したとありますけれども、まずはこの240の企業や団体が取組に参加して、そこから全県に推進が広がっていくようにしていただきたいと思います。女性が働き続けていく中で壁になっている健康問題について理解が広まり、女性の働きやすい環境に改善されることがしっかりと広がっていきますように、心から期待しています。こちらの取組についてはぜひ来年度も積極的に推進していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 最後の質問になりますけれども、説明資料65ページの静岡県水循環保全条例に基づく取組についてお伺いしたいと思います。
 こちらについては、本会議でも質問がありましたが改めて確認のために伺いたいと思います。
 水源保全地域として地域森林計画の対象とする区域を指定する案を決定いたしましたが、この指定案についての考え方をお伺いしたいと思います。

○太田水資源課長
 健全な水循環の保全を図るためには、森林地域等が有する水源涵養機能が十分に発揮されることが重要です。水源保全地域につきましては森林のうち適正な管理が行われる国有林を除き、森林法第5条の地域森林計画の対象となる森林区域を指定案といたしました。
 水田等が広がる農村地域も水源涵養機能を有しておりますけれども、農地法等により土地取引や開発に係る規制があることから指定を要しないものといたしました。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 2水源保全地域の指定(4)土地取引や開発行為に係る届出を見ますと、水源保全地域として指定された地域では土地取引や開発行為に係る届出が必要となっておりますが、この届出制度を設けた目的についてお聞きします。

○太田水資源課長
 本条例の届出制度のうち、土地取引の届出は土地取引の段階でその取引が何を目的としているのか、何が行われようとしているのかを事前に把握し、市町からの意見を求め部局横断で情報を共有し、早期対応を図るために設けました。
 また、開発行為に関しては現行の法令等で規制の対象となっていない開発行為について事前に把握するために設けました。
 これにより、適正な土地利用を確保し健全な水循環を保全することが可能になると考えております。

○盛月委員
 御答弁ありがとうございます。
 許可制度ではなく届出制度とのことですが、県民にとっては新たな規制となりますのでしっかりとした周知が必要だと思います。
 県民に対してどのように周知していくのかお聞きします。

○太田水資源課長
 県民の皆様に対してはホームページ等や動画で条例について説明してPRしております。
 また、関係団体の皆様には説明会を設けたり、個別訪問等を行って丁寧に制度や運用につきまして周知していきたいと考えております。
 水源保全地域の指定につきましては、この条例に基づき皆様の意見を丁寧に伺いながら運用に当たって混乱が生じないように開始してまいりたいと考えております。

○盛月委員
 しっかりと丁寧に周知していただき、県民にとって新たな規制として過度な負担にならないように努めていただきながら、水資源を守る観点から保全をしっかりと進めていただきますようよろしくお願いいたします。以上で終わります。

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