本会議会議録
質問文書
令和6年9月定例会厚生委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 杉山 盛雄 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/03/2024 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○杉山(盛)委員
一括質問方式で、2問か3問伺います。
厚生委員会説明資料1の17ページにあります介護人材の確保対策についてモンゴル国のウランバートルで実施し、今年は3法人で7人が決定したということですが、非常にいい事業だと思います。このモンゴル人の決まった方々の動向がもし分かれば教えてください。というのはいろんな外国の方が来て、同じ国の人のSNSとかで、あっちのほうが賃金がちょっと高いぞなんていって、どこか行っちゃったというような声がよく聞かれるんですが、モンゴル人の場合はどうかなと思っています。
それと、12月に私が団長で県議会海外事情調査団としてインドへ行ってまいります。できればグジャラート州の政府と本県で覚書を締結して、様々なインドとの経済交流、人材交流等を10年、20年かけて、やっていきたいなと思っているんですが、インド国の介護人材を含めた人材の確保については、何かお考えなのか教えてください。
それともう1点、今年の冬のインフルエンザとコロナの流行について、県としてどんな見込みがあるのか。
また、アメリカでH5型の鳥インフルエンザがどういうわけだか牛ではやりました。人への感染も確認されているようでありますけれども、この情報については、県は把握しておりますか。
○青山健康福祉部長
インドからの介護人材の確保についてお答えいたします。
昨年度、外国人の介護職員の就業状況について調査した結果、1,066人の外国人の方がいらっしゃいまして、その中にお一人、インドの方がいらっしゃいます。6月時点での出入国管理局の調査によりますと、本県にはインドの方がお二人いらっしゃると把握しているとのことで、まだまだ全体からすると非常に少数な状況であります。
今年7月に、インドへの視察の事前調査を地域外交局が行っております。その際に現地で全日本空輸のデリー支店の方とお会いしており、この方がどうも介護ばかりではなく様々な人材をインドから日本へ送り込むことに、かなり力を入れているとのお話を伺っております。
そのため、先ほど2番委員からもお話がありました12月の訪問の折にこのデリー支店長に会うことができるかどうかの調整を地域外交局にやっていただき、会えそうだと固まってきたものですから、健康福祉部といたしましても担当の理事をインドに出張させまして、現地の状況等を調査してインドからの人材確保についての最初の調査に着手したいと考えてございます。
○後藤感染症危機管理担当部長
私からは、コロナとインフルエンザの今年の冬の流行の状況についてお答えいたします。
まずインフルエンザにつきましては、コロナが5類になる前の2023年8月から今年4月まで、定点医療機関1か所当たり1人以上の流行期がずっと続いていました。4月の終わりで解除になり、その後は流行期に入っておらず最新の発生動向は定点当たり0.34人になっています。
コロナについては、直近では7月の第2週ぐらいに流行して、ずっと注意報レベルだったんですけれども、警報にはならずに9月の頭に注意報レベルも解除になりました。定点当たりは8人で注意報ですが最新の発生動向では4.78人になっています。
これらの状況から、現在はそれぞれ流行していないと認識しています。
この冬は、インフルエンザにつきましてはコロナ以前の例年並みの流行のサイクルになっていくんじゃないかと考えています。
コロナにつきましては、流行の山は2022年から2023年の冬をピークにして、それ以降、夏冬夏冬の流行のときに着実にピークの頭が下がってきておりますことから今年の冬は、今年の夏よりもまた少しピークが下がったような感染状況になるのではないかと考えています。
○後藤感染症管理センター長
アメリカのCDCは、全米13州で二百数十頭の牛が鳥インフルエンザH5型感染したと、ホームページに掲載しています。人については牛から乳搾りをしていた酪農家4名に感染しました。その方々は、ゴーグルやフェイスシールドを着用せずに乳搾りをしており、乳汁に多くウイルスが含まれていますので、乳汁が目に入って感染し、目が充血したと報告されています。4例ともすごく軽症で肺炎等を起こさずに軽快しています。タミフルといった抗インフルエンザ薬が有効であったとの報告があります。
以上につきましては、青山健康福祉部長から知事にも報告し、7月に開催した県の感染症対策専門家会議でも議題に上げて御議論頂き、注視するようにといった指示を頂いています。
また、新型インフルエンザ等対策措置法に基づく感染症の訓練を来週2回に分けて行いますが、そこでも鳥インフルエンザH5型が新型インフルエンザになった想定の下での訓練を行います。そういった体制、対策を行っております。
○加藤介護保険課長
昨年のモンゴルでの合同面接会で内定になりました7名についてです。現在県内で就労している方が1人おります。もう1人は入国するに当たっての入国管理の事務手続で待っていらっしゃいます。ほかの方は、特定技能という形で来日するのですが、介護の試験と日本語教育の試験に受かった上で受入れとなります。いずれもまだ合格されていない方ですので、試験の合格待ちという状況です。僅かですが辞退された方もいる状況です。
○杉山(盛)委員
ありがとうございます。
介護人材の外国人登用は非常に難しいと思います。当初、製造とかの技能の実習生はほとんどが中国人でした。今年から確か観光のほうも許認可が下りたんじゃないかと思いますけれども、最初はもうオール中国人、次がベトナムやミャンマーで今度はモンゴル。僕はカレーが大好きでよくガンジス川っていう店名のインドカレーのお店に行くんですね。行くたびに従業員にどこの出身って聞くと、ほとんどネパールでインド人は1人も出会ったことがないんですよ。ネパール人が介護人材だけでなく、今言ったような技能実習生も含めて少しずつ入ってきてるのかなと思っております。
外国人の登用は、これから非常に大事になってくると思います。N2あたりまでの日本語ができる外国人が入ってきて介護までできるようになると非常に頼もしいと思いますが、いろんな問題もあると思いますので最善の注意を払ってやっていっていただきたいと思います。
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