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委員会会議録

質問文書

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令和2年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野田 治久 議員
質疑・質問日:12/14/2020
会派名:自民改革会議


○野田委員
 皆さん、お疲れさまでございます。最後でございますけれども、分割質問方式で3点ほどお願いします。
 今日は、各委員から本当にいい質問が出て、いい議論をいろいろ聞かせていただきました。
 まず駿河湾フェリーですが、経営改善戦略をじっくりやるということでどういう方がこの会議に関わり、それから専門家の意見を聞くとか、民間であれば銀行へ経営改善策などを出さなければならない状況の中で大変な御苦労をされているなと思います。委員からもなかなか鋭い質問が出ていたなと思っています。もうほとんど聞いていただいたのですが1点だけ伺います。
 3市3町の負担部分について、フェリーが始まったときから環駿河湾の協定があって、その3市3町が何となく引き継いだと記憶しております。佐野観光振興課長の答弁を聞きましても8割から9割がいまだに観光目的であり、本来は美しい伊豆創造センターがしっかり担当すべきではないかというのが私の考えでありますが、この点について見解を頂きたいと思います。

○佐野観光振興課長
 3市3町と県の枠組みにつきましては、基本的には環駿河湾観光交流活性化協議会をベースに現在の運営体制に結びついているところでございます。
 美しい伊豆創造センターにつきましては、環駿河湾観光交流活性化協議会のメンバーにも入っておりますし、フェリーの運営につきましても旅行業の経験を生かしたいろいろな意見を頂くワーキンググループにも参加しており、様々な連携をしております。フェリー運営の枠組みの中に美しい伊豆創造センターを入れることにつきましては、3市3町からもそういう御意見が出ていることは承知しておりますが、平成30年度に運行継続を決めた際にまずは県と3市3町が一体となって取り組むことを決定しましたので、当面はこの枠組みで運営を継続していきたいと考えており、関係市町にもそのようにお話しさせていただいております。

○野田委員
 これから、今後の見通しが厳しくなる可能性もあるわけですよね。そうなった場合に県と市町の負担だけが増えていく形にはなってほしくないと本当に思います。先ほど令和6年辺りで再々検討するとのことでしたが、私は令和5年ぐらいで再々検討に入るべきではないかなと思います。これは意見でございます。

 続きまして、観光産業の回復に向けた取組について、これも先ほどなかなかいい議論を聞かせていただきました。
 これまでの2月と6月の補正予算15億円のうち、誘客推進の費用は14億円ぐらいあったと思います。これは今までどれぐらい消費されているのか、年度内にまだ使える部分はどのぐらいあるのか教えていただけますか。

○佐野観光振興課長
 県内の観光産業回復のための補正予算としては、当初の補正予算で3億円、6月補正予算で12億円を頂いており合わせて15億円になります。
 現在、10億5000万円ほど執行の見込みがありますので残りは4億5000万円程度と見込んでおります。こちらにつきましては先ほどの御質問にありましたように観光産業の回復状況や感染症の拡大状況、地域の観光産業の皆様の御意見などをしっかり伺いながら、必要な対策について宿泊に限らず状況を把握しながら幅広い分野でしっかり対応していきたいと考えております。

○野田委員
 いろいろな聞き取り等で、ゴー・トゥー・トラベルとなるべくかぶらないように終わってからやっていただきたいという意見があったとのことです。私も地元からそういう声を多く聞いています。そうすると年度をまたいでしまう可能性が大いにあるのですが、今年度の予算は使っていただきたいと思います。
 OTA――オンライントラベルエージェントと県内旅行業者ではOTAのほうが取扱い割合が多かったと思うのですが、「今こそ!しずおか!!元気旅!!!」では補助率が2分の1で5,000円が上限だったと思います。その後恩恵にあずかれなかったところ用に少し額を下げたプランも出たようですが、やっぱり県民向けにやっていただきたいということ、それからゴー・トゥー・トラベルに乗っかってOTAでやっても、一瞬のうちに静岡県外の方に使われる可能性が高いです。
 そういうことを考えると、県内向けで旅行業者を対象に2分の1ではなくて、例えば5,000円とか3,000円とかに定額を設定すると、ビジネスホテル等に泊まる方も非常に恩恵をあずかる可能性があります。そういったことも考えてみてはいかがかと思いますが、所見をお伺いします。

○佐野観光振興課長
 現在、県民向けの宿泊促進事業を受けていただいている旅行業団体で構成されたコンソーシアムといろいろな御相談をさせていただいております。主に県内の旅行業を営んでいる方々の通常のお取引相手は中型や大型の宿泊施設であります。そうしたところにつきましてはある程度回復が進んできております。また感染状況を踏まえますと、直近で追加の県民向け宿泊促進策を行うことは現時点で難しいのではないかと考えております。例えば先ほど来から御説明しておりますように、ゴー・トゥー・トラベルが感染症拡大によりなかなか難しくなり県内の観光産業が大きな影響を受けましたら、状況をしっかり見ながら県民向けの宿泊促進策について積極的に検討していきたいと考えております。

○野田委員
 コロナの第3波が今後どうなるか分からない状況で、東京都と名古屋市がゴー・トゥー・トラベルを控える形になったようですけれども、そういう先が見えない中で残り数か月でございますので、本県の事業者の皆さんになるべく恩恵があるように有効な手だてを取っていただきたいと思います。

 最後に、観光デジタル情報プラットフォームについて伺います。
 ウェブサイトとアプリを使って利用者に一元化した情報を送りたいということで、まずはこの情報発信から始まるのだと思いますが、そこは考え方として間違いないでしょうか。

○川口観光政策課長
 まずデータ利活用基盤につきましては、現在観光情報サイト「ハローナビしずおか」がございます。ここでは観光施設やイベント、宿泊施設等を掲載しておりますが、データ利活用基盤の中には「ハローナビしずおか」の情報に加えて県内のロケ地や体験プログラム、工芸品、名産品、特産品、飲食店などを一元化して、ある観光地に来たらいろいろな視点で消費につながるように情報発信用の情報を集めている状況でございます。

○野田委員
 まず情報を提供するところからでいいと思うのですが、今後は県としてどのように情報収集するお考えでしょうか。

○川口観光政策課長
 まず、どういう方が実際にお越しになられてどのような情報を見ているかといった情報の取得が必要になってきます。そうするとどんなところが人気であるのか傾向がつかめてくるようになります。現在ウェブサイトやアプリを開発していますが、まずは知られることが大事なので周知等をしていきます。しかし不完全なものを拙速に公開しても敬遠されてしまうので、今は実証実験等を行いながら運用開始の時期を検討しております。今ある情報だけでは情報の広がりがなくなってきてしまうので、できれば事業者、地域連携DMO、市町観光協会などの皆様方の情報も集めていきます。このデータ利活用基盤の特徴としてソフトウエアをかませることで情報が接続できるようになるので、そういった情報も集めながら膨らみを持たせていくことを来年度集中的にやっていきたいと考えております。

○野田委員
 情報を提供することも大事ですけれども、私は情報を収集することのほうが県として大事だと思っていますが、静岡県の観光戦略を考えた場合に情報の収集という点が非常に劣っているなと思っております。大事な事業につながる可能性があると思っておりますので、ぜひ成就させていただきたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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