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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:増田 享大 議員
質疑・質問日:06/27/2022
会派名:自民改革会議


○増田委員
 自民改革会議所属の増田と申します。1年間お世話になりますが、どうぞよろしくお願いします。
 分割質問方式で2点お伺いします。
 まず、文教警察委員会説明資料5−1犯罪の起きにくい社会づくり(2)の4(2)サイバーセキュリティ対策の推進の中に、エモテットによる被害を11件認知し対処とありまして、先ほど山本警察本部長からも御説明頂きました。サイバー犯罪だと分かりますが聞き慣れないお言葉でもありますので、改めてこのエモテットについての概要の説明をお願いしたいと思います。

○原田生活安全企画課長
 エモテットの概要についてお答えします。
 エモテットはコンピュータの利用者が送受信した過去のメールの内容を読み取り、実在する取引先や知人を装った、いわゆるなりすましメールを送りつける不正プログラムであります。
 特徴として、別の不正プログラムを呼び込んで感染させる機能を持っております。
 県警察では、本年5月末現在11件の感染被害を認知しておりますが、これはいずれも受信したメールに添付されていたファイルを開いたために感染し、被害企業になりすましたメールが過去の送受信先に送信されたというものであります。

○増田委員
 その上で、どのように対処されたのか確認させてください。

○原田生活安全企画課長
 エモテットの対処についてお答えします。
 送信元の照会など必要な捜査を行うことはもとより感染端末からウイルスの駆除を行うほか、安易にメールの添付ファイルを開けないことなど今後の被害防止に向けた助言指導を行っております。

○増田委員
 ありがとうございました。
 最近、日本経済新聞が1面でサイバー犯罪の実態の記事を特集していて、企業にアプローチして物すごい金額のいわゆる身代金というか対価を求める組織犯罪グループがいて、もう1つの業としても成り立ってしまっているというのを見てちょっとびっくりしました。
 県内に来ているエモテットは、逆に企業側にいろいろな対価というか脅しみたいな何かを求める例も散見されるんでしょうか。その点について確認させていただきます。

○原田生活安全企画課長
 先ほど申し上げましたとおり、エモテットには別の不正プログラムを呼び込んで感染させる機能がありますが、この別の不正プログラムの中には、5番委員がおっしゃいましたランサムウェア、いわゆる身代金型ウイルスについても感染させる機能を持っていると一般的には言われております。

○増田委員
 分かりました。
 組織犯罪グループがどういうところを狙うのかにもよりますけど、企業にとったら、払ってる、納めてしまっている企業があるって聞いたときに、やっぱり払わない限りもう太刀打ちできない話になってるのかもしれませんので、ぜひ企業さんを守り、規制するためにもいろいろな情報や知見が求められると思いますし専門的な知識もないといけない世界かと思いますけど、全国的な警察組織の協力を得て県内企業、また一般県民をお守り頂きますようにお願いできればと思います。

 もう1点、信号灯器についてお伺いします。
 説明資料8−1の5に信号灯器の状況に関する資料が掲載しておりますが、関連して伺います。
 一昨年、委員長をやらせていただいたときに、信号灯器の設置要望を議員側はかなり持っている一方、対応頂く警察本部の皆さんは非常に御苦労頂いていて、限られた予算の中でもすごく配慮頂いているなという思いや静岡県内は土地も道路も広く延長距離も長いので設置台数も多く非常に大変なイメージを受けました。すごく頭が下がる思いがしていました。
 今週、私の地元の掛川球場の近くの家代の里という新興住宅地の方々が掛川警察署へ信号灯器の設置要望に行かれるという話を聞いて相談にも乗らせていただきました。
 確かに、交通量以上にこども園や学校が多いエリアで歩行者も多いところで地域の皆さんの気持ちも分からないでもないという思いがしたのですが、掛川市役所に行って現在信号灯器の設置要望は何か所ありますかと聞くと、市内だけで70か所ぐらいあるとの話でした。掛川市の場合は市役所内で要望箇所に優先順位をつけており、家代の里は1番でしたのでちょっとお願いしてきたんです。
 ただ、なかなか県内の全ての要望に応えられない現実もあるでしょうし、1つには予算を増やせばいいんでしょうけれども増やすのには苦労も要るでしょう。
 そんな中ではありますが、今設置されている信号灯器について見詰め直してみるのも必要だと思っています。人口減少に伴い交通量も減少する地域もあるので、信号灯器の必要性が低下したんじゃないかというところはいろいろ対処はされるんでしょうけれども、正直ついてるのを外すのは地区住民さんの感情的にも非常に難しさがあるでしょうし、御苦労も絶えないと思います。
 そこで、現状を見たときに、例えば信号灯器が1か所の交差点に4灯ついているところもあれば4灯の倍ぐらいついてるところもあって結構たくさんついてるなと思ってるんですが、説明資料に令和3年度末の車両用灯器総数が4万5689灯とあります。設置箇所で言うと何か所ぐらいなのでしょうか。数字がお分かりになりましたら教えていただければと思います。

○石川交通規制課長
 県内の信号機の設置箇所数についてお答えします。
 令和3年度末時点において交差点や横断歩道等、約6,800か所に整備しております。

○増田委員
 6,800か所に説明資料に掲載されている数の信号灯器があるとのことですが、単純に横断歩道だけのところだと2灯あるいは1灯という世界だと思うんですけれども、素人的には交差点は4灯だと思っちゃうんです。ただ6,800か所を4倍した2万7000余り以上の灯器があるということは、1か所に結構たくさんあるんですね。5灯以上のところも結構あるのでしょうか。代表的な話で結構ですので所見を伺えればと思います。

○石川交通規制課長
 信号用の灯器が多数設置されている交差点についてお答えします。
 信号機については、先ほど5番委員御指摘のとおり、押しボタン信号機であれば両方向1灯ずつ、十字路交差点ではそれぞれの方向から4灯となりますが、信号機の設置場所が変形の交差点であったり、比較的見にくい場所であれば、1流入路に対して2灯つけているところもございます。これについては本県独自で2灯つけるという基本方針としていたことがありましたが、平成27年以降、警察庁から信号機の設置基準として視認性の高いLED灯器が普及したことで、道路形状等によって複数灯器を設置したほうが望ましい場合を除き、1流入路1灯の設置が原則と示されております。
 このため、本県においても2灯設置することが望ましい交差点を除いてLED化への改良に合わせて信号灯器の設置を見直している現状であります。

○増田委員
 ありがとうございます。
 1流入路1灯設置の原則以上に設置している箇所のうち必要性が認められるところは把握されていると思うんですけれども、そのほかに複数灯ついているところは、概算のイメージで結構ですがどれぐらいあるのでしょうか。お願いします。

○石川交通規制課長
 現在見直しているところであり徐々に少なくはなっておりますが、まだ1流入路に2灯つけている交差点があります。何灯ほどと言われますと現在データございませんのでお答えできないんですが、先ほど申し上げましたとおり、警察庁からの指示に基づいて見直しを順次進めているところであります。

○増田委員
 ありがとうございます。
 限られた予算を効率的に使っていくことがまず必要かと思います。

 次に、信号制御機についてです。いわゆる耐用年数の問題があると思います。
 信号機を支えている支柱の老朽化による倒壊の復旧、信号灯器のLED化の推進、災害対策としての電力を自助的に調達して作動できる信号機の整備もしなければいけないとの話をお伺いしたことがあります。信号灯器に関して維持管理や新しい時代に合わせた更新に取り組む中で、信号制御機についての今後の課題や所見等ございましたらお伺いできればと思います。よろしくお願いします。

○石川交通規制課長
 信号制御機の更新基準及び現在の整備状況並びに今後の対策についてお答えします。
 警察庁が示している信号制御機の更新基準は、設置から19年を経過したものとされております。県内で整備している信号制御機約6,800基のうち約19.3%、約1,300基が更新基準を超過しております。
 このため、現在年間約300基の信号制御機を更新しているところでありますが、今後も同程度の数を継続的に確保することにより更新基準を超過した信号制御機が更新できる見込みであるため、順次更新してまいりたいと考えております。

○増田委員
 ありがとうございました。
 私ども議員は、地元の皆さんからいろいろ意見を聞いちゃうもんですからね。警察さんの事情も見るとこれからこの信号機の在り方はある意味、地域の住民側も私たちも含めて意識を変えていく必要もあるかなと思います。信号機が複数あるところはもう1灯でいいんじゃないかという話もあるでしょうし、信号機のない環状型交差点もあったりします。一方で、掛川市は今度交通基盤部が自動運転の実証実験をやるんですね。スピードをそれほど出さないで無人で駅周辺を走るんですけれども、町なかではスピードを出さない車両の時代が来ると思います。そうすると、コントロールしなければいけないでしょうけれども信号機があるばかりがいいということではなくなり、安全に対する意識や車両の運行に対する意識もだんだん変わってくると思います。今後もぜひ警察側からたくさん情報を提供頂いてみんなで持続可能な安全対策が続けられるようにできればなと思っております。これからも御指導頂ければと思っています。以上で終わります。

お問い合わせ

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