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委員会会議録

質問文書

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令和4年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:10/05/2022
会派名:無所属


○諸田委員
 一問一答方式で、よろしくお願いします。
 まず、日没間際に海に帰していると言われてましたけれども、その理由は昼間ですと暑いからですか。

○馬塚参考人
 私たちは朝も昼も夕方も放流しています。ですから、その時間を夕方の日没前とは限っていません。それは暑さの問題ではなくて、亀が海に帰ったときに波に乗れる時間を考慮して朝から夕方の時間を選んでやっているということですね。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 産まれてから何時間以内に帰してあげなきゃいけないとか目安とかはあるのでしょうか。

○馬塚参考人
 ありません。できるだけ早く帰すということです。専門家はよく産まれてすぐがいいと言いますけれども、産まれてすぐは動きませんよ。実際に見ていただくと分かりますが、ぼあっと出てきてエネルギー使って、その後は動きませんよ。でも専門家の人たちは、そのときが一番興奮期にあるから海に行くんだと言いますけれども、100メートル、200メートルの海岸を海までたどり着けるとはとても思いません。しばらく時間がたって元気になってからのほうが歩きやすいと思います。

○諸田委員
 海に到達してから黒潮に乗るまでが大切だと言われていましたけれども、大体どれぐらいで乗るものなんですか。

○馬塚参考人
 私たちは、街の明かりがつく時間を考えて2時間ぐらい前を狙っていました。それはどうやって調べたかというと36年間の経験則です。何時だったら明日の朝、海岸を歩いても亀が戻ってきていないかを確認してやっているわけです。だから7時ぐらいに皆さんがつけるから、5時ぐらいで2時間ぐらいあればカメは潮流に乗るだろうと考えて今はやっています。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 そうしますと、産まれてから何時に出してもいいということですから、元気な子亀は、ナイターが使われる2時間前ぐらいに出してあげるんですけれども、それ以降の子はもうちょっと時間を待って、翌日でも大丈夫な時間帯に出してあげれば、ナイターの懸念はなく黒潮に乗るということでよろしいでしょうか。

○馬塚参考人
 実は、海岸の近くの海流って黒潮じゃないんですよ。沿岸流といいまして東から西へ流れていくんです。先にそれに乗るんですね、それがどこで黒潮に乗るかというのは和歌山県沖で乗るんです。それから黒潮に乗るんですが、あまりにも紫外線が強いと亀が戻ってきてしまうということです。だから、またここを通るんですよ。私らが流してから1回和歌山県沖まで行って本流に乗って今度はアメリカに向かうわけですけれども、そのときに紫外線が強ければ、紫外線の強いほうに行かなきゃいけないんだと思って再上陸してしまう可能性があるわけですね。それを懸念しているわけですね。

○諸田委員
 そうしますと、ナイターが例えば7時ぐらいからついたとしますと、4時間ぐらい前だったら大丈夫と考えられていますか。

○馬塚参考人
 今の明かりで言うと、そういうことなんですが、ナイターの明かりってとてつもない強い紫外線量を出すわけです。海に入って何キロメートル行ったら戻ってこないという調査はやっていないので、今の段階だと2時間ぐらいだったら大丈夫ということしか言えません。ですから実際に例えば大型野球場ができてナイター設備がついて、放流した亀がどんどんどんどん上がってきた場合に一体どうやって遠州灘海岸の亀を守るか。これは浜松市の亀だけじゃないんですよ、磐田市の亀も掛川市の亀も御前崎市の亀もみんなここを通り上がってしまう。それから湖西市で産まれたものも引きつけられればこっちへ来てしまう可能性があるわけですね。だから極めて大きな問題だと思います。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 もうちょっと整理しますと、浜から海まで行く間に関しては、出してあげる時間を考えれば、別にナイターは全く関係なく行けますよという整理でよろしいですね。浜から海までです。今実験では浜から海に行くまでのいろんなデータを出していますけれども、そもそもふ化させたのを時間調整できるので浜から海に行くまでの間は、ナイターの影響は全く関係ないということでよろしいですよね。海に行ってしまったのがナイターの影響でどうなってしまうかはまだ分かりませんけれども。

○馬塚参考人
 浜から海に行くときにナイターはついているんですか。

○諸田委員
 ついていないです。ですから、それは全く問題ないということでよろしいですね。
 そうしましたら、今回の実験様々なのをやりましたけれども、それは全く無意味ですよね、関係ありませんから。

○馬塚参考人
 私にしたら無意味です。

○諸田委員
 無意味ですよね。分かりました。ありがとうございます。

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