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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:12/14/2022
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 分割質問方式でお願いします。
 産業委員会提出案件の概要及び報告事項の6ページ、19ページ、21ページにあります新規事業で農業水利施設電力価格高騰対策緊急支援事業費で、私の地元磐田市におきましても、寺谷用水土地改良区と磐田原土地改良区があり電力の高騰によって非常に大変だというお話も聞いております。なるべく早く支給していく必要があると思っておりますけれども、その手続等を含めてどんな手はずで進んでいくのかまず伺いたいと思います。

○市川農地整備課長
 この支援金制度につきましては、本議会で承認されましたら速やかに要綱を制定して、12月中には関係者に周知したいと考えております。
 それから、県としましても土地改良区から切実な声を頂いているところで、5番委員がおっしゃったとおり早く交付したいと考えているところです。
 そのため、来年1月上旬から直ちに受付開始を予定しております。締切りは2月中旬くらいを予定しており、締切り後速やかに申請額の確認等を行い本年度の3月中には全ての申請者に支援金を支払いたいと予定しているところです。

○野崎委員
 可及的速やかに進めていただければと思います。その質問については分かりました。

 次に、説明資料30ページになりますが産業成長戦略の推進に関し今後の対応で、会議での意見を来年度予算に反映させると書かれておりますけれども、どんな意見、議論が出て、どういう内容のものが来年度予算に出てくるのか伺いたいと思います。

○渥美産業政策課長
 説明資料30ページにございますけれども、会議で幾つか御意見を頂いております。一例を申し上げますと、真ん中辺りのスタートアップ・起業支援のところでございますけれども、やはり今後の産業を育てていく上ではスタートアップや起業意欲のある方たちの相談に乗れるような体制をしっかりしていくことが大事だと指摘を頂いております。それを踏まえ今年度、SHIPというスタートアップの拠点をつくるんですけれども、その中で様々なプログラムをやったり相談対応を検討してまいりたいと考えております。

○野崎委員
 スタートアップの支援をするための拠点と言いましたけど、拠点というのはたくさん聞くんですね。何とかのプラットフォームだとか。それとこれとはまた別のものをつくるっていうことですか。

○渥美産業政策課長
 ものとしては別なんですけれども、利用していただく方については既存の各種プロジェクトに参加されている方も利用可能な形で受け入れて連携してやっていく考えでおります。

○野崎委員
 今回、中小企業の支援策として商工会議所、商工会等が窓口になっていろいろ手続等を進めていただいたこともあります。情報が欲しいことから商工業者の加盟も増えているところもあります。それをうまく活用しながら、委託でもいいですから人を増やすのかどうなるか分かりませんけども、そういった形で分かりやすい相談ができるような仕組みをつくっていただければと思います。

 次の質問に行きます。
 説明資料32ページ、ファルマバレープロジェクトの推進で、まずこの中の健康長寿・自立支援プロジェクトのうち3歩の住まいの標準モデルの構築することについて内容を教えていただきたい。
 あと、ファルマバレープロジェクトセミナーということで医療田園都市――メディカルガーデンシティ、やたらガーデンがお好きなようでメディカルガーデンシティって僕も検索して調べたんですけど、企業誘致して超高齢化社会の理想郷みたいなものをつくるとの資料を静岡がんセンターの山口総長が作られているのですが、要するにファルマバレーはどこが主軸になってやってるのかも分からないし、何だか知らないけど宮沢賢治の理想郷っていうのも出てきちゃったりして――宮沢賢治の理想郷って誰かのことを思い出すんですけど――要するに医療関係の企業誘致をして高収入になってインフラも整備されちゃってみたいなことなんですけど、どういうことなのか少し説明を頂きたい。

○小笠原新産業集積課長
 まず1つ目の自立のための3歩の住まいですけれども、ファルマバレープロジェクト4次戦略の戦略1健康長寿・自立支援プロジェクトの一環としてやっております。
 昨年3月にモデルルームとして自立のための3歩の住まいをファルマバレーセンター内に設置しております。部屋の中央に高機能のベッドを置きまして、そこから3歩で洗面所、風呂場、トイレに行ける構造が基本としてあります。そういう3歩から考えるということ、あとは医療介護に適した部屋ですとか、ロボット化、AI化というデジタル技術を活用した高機能の部屋であったり、社会との絆を次世代ディスプレイを通してつなぐなど、いろんな機能を詰め込んだモデルルームとなっております。そのような標準モデルを今年度国交省の補助事業を受けて設計モデルを何パターンか作って普及に向けた取組をしようとしているところでございます。
 それから医療田園都市ですけれども、5番委員が御覧になっているのはサンフロント21懇談会で静岡がんセンターの山口総長が御説明されたパワーポイント資料かと思いますけれども、確かに総長が最初に提唱したことをきっかけにやるものですが、県として策定する方向で今素案の検討作業を進めているところです。
 この医療田園都市の医療は充実した医療、福祉、介護の提供という部分の医療で、田園については地域資源を活用した生活環境の充実、ここに3歩の住まいの実装も含まれていると考えております。また都市については従来からやっております高付加価値産業の集積、産業人材の育成という地域活性化。この3つをつなげての医療田園都市ということで、県として検討作業を進めているところでございます。

○野崎委員
 医療関係で今課題になっているのは今回の質問でも出ましたけど医師の偏在とかでまずそういうことをきちんとやる。1年おきぐらいにこういう新しい言葉が出てくるじゃないですか。医療城下町から医療田園都市って言葉が変わって実際何が変わったのかなっていう感じもします。これに時間かけているんだったらもっとほかのことに時間かけたほうがいいんじゃないかなっていう気もするものですから、要するに構想ばかり厚いものつくっていると感じております。これは意見として言います。

 3歩の住まいの関係ですけど、標準モデルつくって設計だとか実際に現場に落とすのはどういう仕組みになっていくのか。設計士とかいろいろなものもあるかと思います。全体事業費が750万円とありますが補助率や上限はどのように決まっているのか、いつ頃からこれをやるのか教えていただきたいと思います。

○小笠原新産業集積課長
 3歩の住まいを実際に典型的な間取りである8畳とか10畳に必要な機能を落とし込むには、最低限どういう機能を設置することが必要かという機能の選び出しと、典型的な設計図を描くことを国交省の補助を受けて今年度の事業としてやっております。来年度はその標準モデルを使って高齢者向けの住宅や施設の中で非常に関心を持っている方々に声がけをしつつ、できれば公募などをして実際に実装してもらうことができればということで、来年度実装に向けた動きをしていきたいと考えております。

○野崎委員
 分かりました。
 それでは説明資料35ページになりますが、マーケティング戦略の推進に関して、多彩な食材と自然や景観、歴史、文化など観光事業を誘導し来訪者に感動体験を提供するガストロノミーツーリズムを推進するっていうことだけども、レストランフェアと食の都の授業と食の多様化の推進として横に内容が書いてあるんですけどどういうことなのか。何をやってるのかよく分からなくなってきちゃってるんですけど、今どういうことを目指して何をやってるのか整理して説明頂きたいと思います。

○本橋マーケティング課長
 ガストロノミーツーリズムにつきましては、5番委員のおっしゃったとおり食を楽しむツーリズムで国内外から観光誘客をする目的もございます。
 一方で、ツーリズムの構成要素として地域特有の食や食文化、そしてそれらを育んできた歴史的な背景の理解を深める体験を織り交ぜて展開する必要がございます。こちらにつきましては旅行商品として打ち出すだけではなく、地域がそういった食文化、自分たちの住むところにある独特な食文化に価値があることを改めて認識をして地域が盛り立てていく形にして、観光誘客しながら持続可能な産業として受け入れていく動機づけをしていく必要があると考えております。
 今回こちらに書いてありますとおり、レストランフェアにつきましては県産食材の魅力があることをまずは地域の方に知っていただく取組として展開しております。人材育成につきましてはガストロノミーツーリズムは料理人が核となって展開していく必要もございますので、今後の料理人の卵となる調理専門学校生を対象に県産食材の魅力を知っていただく事業を展開しています。多様な食につきましてはやはりインバウンド、海外から来るお客のことを考えて、ハラールなど日本食に限らずいろいろな食に対応できる形で静岡の地にお迎えしたいということで展開しています。情報発信につきましても、日本の料理人だけではなく海外の料理人と展開をすることによって本県の食文化の発信をすることで多面的に、今経済産業部では取組を展開しております。

○野崎委員
 言わんとしてることは何となく分かるんですけども明確にしたほうがいいと思うんですよね。何か膨らんじゃって膨らんじゃって、例えば磐田市だったら何なんですか。地域で何をどういうふうにつくれるのかイメージを持たれていますか。お伺いします。

○本橋マーケティング課長
 磐田市ですと有名な海老芋で食材のよさ、そして料理人と生産者が協働で魅力を打ち出して、ちょっと歴史的背景につきましては勉強不足で申し訳ありませんけれども、地域の方々と一緒に掘り起こし構成要素を盛り込みながらツーリズムとなるように、点だけではなく線に結んで長く滞在していただけるように感動体験を結びつけていきたいと考えております。

○野崎委員
 分かりました。
 説明資料59ページになりますけれども、新規就農者数の状況で、令和3年度も330人と前年よりは増えておりますけど、新たに農業経営を開始する人の定義はどういう人なのか。
 例えば、親がいてお子さんがいて家を継いだとかいうことがカウントされてるのか。全体の農業者はどんどん減ってきてると思うんです。新規就農者が増えているならどんどん農業者が増えていってもおかしくないなと思うんですけど、まずその中身を教えていただきたいと思います。

○笹野農業ビジネス課長
 新規就農でここにカウントしている方の定義ですが、先ほど5番委員がおっしゃっていただいた後継者として入ってきた人も入っておりますが、ほかの産業から新しく入ってこられた方、あるいはほかの業種で法人として例えば建設業や飲食業でありますとかそのほかの業を展開されている企業が新たに農業を始められるパターン。それから農業の法人に就職した方の3つを加えて330人になっています。

○野崎委員
 新規就農は微増ですけど増えているわけじゃないですか。でも農業者数全体としては下がっているということは、やっぱりやめていってしまう人が多いという認識でいいんですか。

○笹野農業ビジネス課長
 経営として農業をやっている販売農家ですが、国の統計である令和2年の農林業センサスでは2万5000ぐらいの農業者が県内にはおりましたが、この全体数は少しずつ減ってきています。農業外から新規農業者を呼び込む仕事を増やしながら農業が維持されるよう進めていきます。

○木内委員長
 それでは、ここでしばらく休憩とします。
 再開は15時05分とします。

( 休 憩 )

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