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委員会会議録
質問文書
令和２年決算特別委員会総務分科会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 盛月 寿美 議員 |
| 質疑・質問日： | 11/05/2020 |
| 会派名： | 公明党静岡県議団 |
○盛月委員
お願いいたします。大きく１点なんですけれども、一括質問方式で質問させていただきます。
議会広報について、令和元年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書272ページの(イ)インターネットによる広報ですが、主なコンテンツ一覧の４本会議インターネット中継、生中継と録画放送に令和元年６月定例会から手話通訳映像を挿入する取組を新しく始めたとあります。この実績として具体的にどのようなものがあったのかお伺いします。
あわせて、実施したことによって課題等もあるかと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。
○横ｱ政策調査課長
手話通訳映像の挿入についてお答えします。
手話通訳映像の挿入は、平成30年３月の議員提案による手話言語条例の制定を受けてのものであります。条例の目的は、手話を言語として理解しその普及や環境整備を図ることでありますから、平成31年２月の広報委員会の承認を頂き、令和元年度当初にシステムの改修工事を行って６月定例会から挿入を開始いたしました。
本会議における質問や答弁は、県政の専門用語が多用されることから能力の高い手話通訳者をそろえる必要があり、さらには相当程度の集中力を要することから１人が長時間実施することはできないため、質問日１日当たり３人の手話通訳者を配置することにいたしました。初めての取組でありその手配状況に不安な点がございましたので、令和元年度は手話通訳の対象日を代表質問または一般質問の日に絞って実施したところです。
費用としましては、手話通訳者を撮影するビデオカメラの購入や手話映像と本会議の画像を合わせるミキサーの配置、必要な配線工事などのシステム改修に163万円余、手話通訳者の委託料に４定例会を合わせまして延べ20日間60時間で169万6000円余を執行、支出いたしました。
以上が実績でございまして、手話は手の動きだけではなく顔の表情や指先の細かいものを用いて表現することから、令和元年当時の本会議映像はアナログ方式でしたので、指先がちょっとぼやけてしまったり表情がよく分からない点があり、手話に分かりづらい点があったのが課題でございました。
このため、令和元年度９月開催の広報委員会で御意見も頂きまして、令和２年５月臨時会からインターネットの画質をデジタル化して映像の画質を向上させ、手話通訳の映像についても鮮明なものとすることができました。また令和元年度１年間実施したことによって、ある程度レベルの高い手話通訳者の派遣も円滑に実施できることが分かりましたので、本年度からは各定例会の開会日や閉会日についても手話通訳の対象にして映像の配信を行っております。
○盛月委員
御答弁ありがとうございました。
実施した側の課題を今お伺いできたんですけれども、手話通訳者の方からやってみてどうだったかという御意見とか、その中に見えてきた課題もあったらお願いします。
○横ｱ政策調査課長
条例案をつくるときにも関係団体としてお世話になった聴覚障害者協会に手話通訳者の派遣をお願いしております。聴覚障害者協会も日々技術を磨いていらっしゃる方を派遣してくださって15分ずつ円滑に回るものですから、運用上の課題は見えてこなかったです。
先ほど申し上げた映像が分かりづらいアナログ方式だったときには、どれぐらい分かりづらいか、どこまでレベルアップしたらいいかその方々にお伺いしながらやってきたので、課題の解決にはアドバイスを頂いたところであります。
○盛月委員
ありがとうございます。
令和元年度から始めていただいたということで、私たち議員も手話通訳者の方が手話でやってくださっていることを頭に置いて質問しなければと思いまして、反省したこともあるんです。ちょっと早口になっちゃったりするので。また機会があれば、実際にそういう部分についてもぜひ手話通訳者の方から私たちに御意見やお声を頂いたり教えていただけるとありがたいので、今後よろしくお願いします。
また、様々な課題を１つずつ解決していただいて、より効果的な広報となるように引き続きよろしくお願いします。議会事務局の皆様には活動の中で大変お世話になっておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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