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委員会会議録

質問文書

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令和6年3月盛土等の規制に関する条例等検証特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:03/06/2024
会派名:自民改革会議


○中田委員
 1点お伺いいたします。
 処理期間が長いという御説明がございまして、その例で言うと6か月ということなんですが、令和5年度に入って、盛土の窓口の人員の増加等も対応させていただいています。実際に、人は増やしたけれども、皆さんの申請業務が、あ、これいいわ、これだったらと思うような印象を持っていただくために増やしたのですが、実態はそうではないのかなと、今感じるわけです。そのあたり、実際のところをもう少し御意見頂ければありがたいなと思います。

○山本参考人
 実用的に人数が増えたことで、事務処理期間が短くなったかというと、そうでもないです。実情的には、変わりはございません。
ただ、盛土条例の提出に当たっては、一番大切なのは地元説明会からスタートするのです。この地元説明会の設定が非常に難しいです。地元説明会を開催して、1か月後に申請するという形になりますので、標準事務処理期間は条例のほうでは3か月という形でうたわれているのですけど、実質的には説明会開催後4か月が事務処理期間として考えていただいてよろしいかと思います。
 ただ、非常に構造基準等が厳しくございますので、書類を出してもいろいろ補正等がございます。実質的には、先ほどお話のありましたように、提出して受付がされて、3か月以内で許可になった事例は非常に少ないかと思います。平均的に6か月以上はかかっているのではないかと想定します。
 実質的には私の案件はまだ事務処理がされておりませんので、実情は、6か月ぐらい経過しております。
 言われていることはもっともなことですけれども、そこまで求めていいのかなというのが実質的に仕事をしている者にとっての感覚でございます。

○稲葉参考人
 1つよろしいですか。
 先ほどの質問のことですが、出先の土木事務所に担当の方が配属されはしました。ただその方が、盛土条例に詳しいかというと、実はそうでもない方が多くて、本当に受け取るだけみたいな、内容のことに関しては、本課に確認してくださいと言うことが多いので、イメージとして窓口での人が増えただけという感じはあります。

○中田委員
 なるほどという感じで、今日の午前中に、当局からは申請から大体許可まで平均65日だという説明は受けてるのですが、どうも実態はなかなかそうはいってないような、今印象を受けるわけです。
 申請する前、要は今言った説明会をします。その前に、説明会を開く事前に盛土対策課との打合せをしてということですよね。申請するというのは、各土木事務所の窓口に申請するわけですね。でも、その方も素人の方が多いから、どちらかというと、事前のことはもう盛土対策課でやっているということだと思うのです。ここに書かれてることというのは。
 そうすると、そこの部分で費やされる行政とのやり取り、これは貴重な時間になろうかと思うのですが、その辺はこの条例が施行されていろいろ問題点を指摘して、土木事務所だけじゃなくて、盛土対策課そのものにも人数は増えているのです。そういったことを踏まえて、実際事前の調整に関しては、前よりも少しスムーズにいったという印象を受けているのか、それとも、そこも含めて、従来とあまりそんなに変わらないよなという、だから結果として、4か月、5か月かかってしまっているという印象なのかなと思うわけですが、その辺またもう少し教えていただければありがたいと思います。

○山本参考人
 実務的に私は複数件の提出をしているわけではございませんので、実用的にAの案件、Bの案件、Cの案件を平均してどうかというお答えはできませんけれども、実情的には、我々の能力が足りないのか分かりませんけれども、結構補正がありまして、その間、事務処理は遅れ、結果的に、先ほど説明のあったような事務処理期間になるのかなという感じはしております。
 ただ、先ほど私がお話をしたのですけれども、地元説明会までの間に、ここについてる添付書類を地元説明会で作らなければならないのです。そこまでするのに、説明会の前に現場を測量して、地元の説明会は近隣の方、地区の方とお話をして、こういう形で説明会を開催したいのです。それにはこういう資料を添付して説明会をする、地元説明会の添付資料をこの書類の中に入れろという形になっていますので、それと相違がある説明会ができないのです。ということは、この書類を作る前の説明会の前のこのスパンっていうのは、1か月、2か月でこの書類はできません。それを考えると、現場にスタートしてから許可まで、通常1年以上はかかる。今こちらのほうは資材置場の造成、工場の造成です。説明会のこの間に、地元の市町の土地利用委員会にもかけなければならないということを考えると、助走距離が、この申請をするまでの間に4か月、5か月はかかるということになります。
 ただ盛土条例だけの事務処理期間ではございませんので、いやそんなに期間かかるのかという形で後ずさりする案件は少なくはないです。

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