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委員会会議録

質問文書

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令和4年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 一問一答方式で2問質問させていただきます。
 まず、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書10ページをお願いします。
 健康管理区分の指定についての質問です。
 まず、健康管理区分の指定を受けた者が警察職員の半数を超える4,000人を数えているとのことですので、健康管理区分を指定する要因、病名を教えてください。

○鈴木警務課長
 健康管理区分を指定する主な要因についてです。
 最多の要因は、脂質異常症や高血圧症などのいわゆる生活習慣病で全指定者の88.6%を占めています。

○相坂委員
 分かりました。警察特有の何かがあるかと思っておりましたが、9割近くの方が生活習慣病で僕たちとほとんど変わらず、気をつけましょうというしかない気がします。(笑声)

 その後に書かれている勤務措置区分で、AからDの区分によってどのような勤務上の制約や取扱いになるのか教えてください。

○鈴木警務課長
 健康管理区分ごとの勤務への支障についてです。
 A区分は入院や自宅においていわゆる安静加療をさせるもので勤務を休ませることとなります。
 B区分は休日勤務、夜間勤務や時間外勤務をさせないなど勤務を制限するものです。
 C区分は休日勤務や夜間勤務を軽減させることや過度の時間外勤務をさせないものです。
 D区分は通院や自己管理などが必要となりますが平常の勤務は可能で勤務に支障はありません。

○相坂委員
 AからDの各区分では症状の程度によって対応が違うと御説明頂いたわけですが、生活習慣病の方々は各人に健康管理が求められるわけですので当委員会で扱う必要はないかと思います。
 職員の健康管理について県警察で対応していることがあれば御紹介頂けますか。

○鈴木警務課長
 健康管理区分を指定された者への対応についてお答え申し上げたいと思います。
 指定された者は症状の重篤化を防ぐことが何よりも重要ですので、まず保健師や管理栄養士等による巡回個別指導を行っているほか、部内広報紙の発行による啓発や生活習慣病の予防セミナーの開催などを通じた指導によって病気の治療や症状の改善に努めているほか、所属の健康管理担当者とも連携を密にして適切に対応しているところです。

○相坂委員
 ありがとうございました。当てはまるかどうかはケース・バイ・ケースになると思いますが、意見を申し上げます。
 健康管理区分に指定されている方々が56%いることから、勤務体系が24時間でいろんな事件に当たっておられるのでなかなか難しいかと思いますが、目標値を決めて健康維持を促すなど組織として状況改善のために御尽力できることを洗い出しながら健康管理にお努め頂きたいと思います。

 それでは、2つ目の質問で説明資料30ページです。
 録音と録画の適正な運用について伺います。
 まず、取調べの録音・録画用機器の整備状況です。県全体でどのくらい機器があるのか教えてください。

○白井刑事企画課長
 県警と警察署に整備されている基数についてお答えします。
 県警では54基の録音・録画装置を整備しています。また警察署では全署に整備しています。

○相坂委員
 全警察署に整備済みとのことだったので、1基当たりの設備導入に係る費用等も含めて今後の整備方針を教えてください。

○白井刑事企画課長
 現在、全ての警察署で整備され充足しております。また1基当たりの金額については約100万円であります。

○相坂委員
 ありがとうございます。
 説明資料には知的障害をお持ちの方等への対応として取調べに関して努力義務が設けられたとあります。内容について少し説明してください。

○白井刑事企画課長
 説明資料にあります知的障害等とは知的障害、精神障害、発達障害等を有し、コミュニケーション能力に問題があると思われる方であります。これらの方は取調官に対し迎合性や被暗示性が高いと認められ供述の任意性、信用性をめぐる争いが生じるため、取調べの録音・録画が努力義務となっております。

○相坂委員
 すみません、少し内容が分かりませんでした。知的障害や精神障害をお持ちの方々はコミュニケーションに課題があることからどんな努力義務が課されていると思えばいいですか。

○白井刑事企画課長
 法律上では、録音・録画の対象として裁判員裁判対象事件が定められています。
 さらに努力義務として、今申しましたように供述の任意性、信用性をめぐる争いが生じるため、知的障害等の方も録音・録画するとなっております。

○相坂委員
 ありがとうございました。不勉強で失礼いたしました。関係機関等に働きかけをして知的障害あるいは精神障害等で録音・録画により後々双方にとってきちんとした、余計な紛争につながらないように活用して進めていただきたいと思います。

 また、録音・録画用機器が各署にあるとのことなので、機器の操作や活用についての指導教育体制を教えてください。

○白井刑事企画課長
 確実な機器操作ができるようどのような指導をしているかについてお答えします。
 刑事企画課内に録音・録画の指導教養に当たる専従の警察官を配置し、警察署員等に対する指導教養に当たっております。
 また、警察署事件担当各課に取調べの録音・録画に関する指定員を指定し、各署における機器の操作、訓練等を行っております。

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