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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年決算特別委員会建設分科会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 隆久 議員
質疑・質問日:10/31/2023
会派名:無所属


○山本(隆)委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 まず、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書180ページにあります市町自主運行バス事業費助成について質問いたします。
 地域公共交通は、通学や買物、そして病院へと日常生活を支える重要な交通手段であると重々承知しております。
 さらに今月26日には浜松市で高齢者の軽自動車が下校中の子供に突っ込み、男子が意識不明の重体となる痛ましい事故もありました。高齢者の運転免許返納も世論の声として非常に聞かれるところであり、ますます公共交通手段の充実は生活に密接に関係してくると思っております。
 県では、自主運行バスを運行する政令市を除く市町に対し市町自主運行バス事業費助成を行っております。公共交通の維持確保に向け市町にとっても非常に心強い事業であると認識しております。
 そこで、市町自主運行バス事業助成費は、バス運行事業、車両購入事業そして初度開設事業の3つの事業で構成されておりますが、それぞれの事業内容と具体的な事例をお聞かせください。

○平野地域交通課長
 市町自主運行バス事業費助成のうちバス運行事業につきましては、市町の自主運行バスを支援するため路線運行の場合は平均乗車密度が原則1.2以上、デマンド運行の場合は平均乗車密度が1.1以上のバス路線に対し、経常欠損額の状況に応じて財政力指数が1未満の場合は2分の1の補助、財政力指数が1以上の場合は4分の1の補助を行うものであります。
 また、車両購入事業につきましては自主運行バスで使用する車両を市町または乗合バス事業者の購入を市町が補助する場合に県が補助するものであり、補助率は3分の1、車両1両当たりの補助額の上限は150万円としております。補助対象は原則としてユニバーサルデザインに対応した車両で新たに購入する車両、車齢が10年以上たっている車両の更新を対象としています。
 最後に初度開設事業ですが、新たにバス路線を開設することに伴い必要となる車庫、停留所施設、旅客待合所等の整備に要する経費を補助するものであり、補助率は3分の1、1市町当たり83万3000円を上限としております。
 この事業による効果につきましては、路線バスが退出するタイミングでの自主運行バスへのスムーズな移行や自主運行バスの継続的な運行を支援することにより、地域の皆様の日常生活を支える公共交通の維持に大きく寄与したと考えています。
 具体的な事例として、バス運行事業につきましては市町の自主運行バスでの経常欠損額の補塡になりますのであまり具体的なものがないのですが、昨年度の車両購入事業につきましては三島市で更新分、島田市で新規購入分がございます。それから初度開設事業につきましては、富士市富士川地区でのデマンド運行に要した費用を助成しております。

○山本(隆)委員
 新規車両購入の場合、ユニバーサルデザインに対応した車両とございましたが、具体的な装備や最低限の条件があるようでしたらお聞かせください。

○平野地域交通課長
 ユニバーサルデザイン対応車両ですが、原則として低床の車両になります。

○山本(隆)委員
 ありがとうございました。
 それでは意見を申し上げます。
 アフターコロナ、ウィズコロナで世の中の生活行動が平常の動きに回復傾向でありますが、一方で燃料高騰、物価高により公共交通を取り巻く状況は非常に厳しく、また運転手不足も深刻な問題でございます。公共交通を維持して生活に必要な足を維持するためにも、自治体による自主運行バスの存在は住民生活に欠かせない交通機関でございます。既存の路線バスがどんどん廃線する中、市町が運営する公助の考えをまずしっかりとバックアップしていただきたいことと、やはり市町が自主運行バスを運行するとなるとどうしても新車を買って車庫を新築してと全て完璧なものをそろえる傾向がありますので、例えば山間部の10キロ程度を運行するんだったら経費削減も含め中古のワンボックスでもいいと思います。そして何よりも一般質問でも言わせていただきましたが、公共交通のオンデマンドバスは市町が運営する公助から自治会単位や地域単位で自主運行する共助という部分を推進して、地域の皆さんの足を確保するよう努めていただきたいと思います。

○阿部委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。

( 休 憩 )

○阿部委員長
 休憩前に引き続いて分科会を再開します。
 質疑を継続します。
 では、発言願います。

○山本(隆)委員
 次に、説明資料209ページ2(1)イの県営都市公園の管理運営に係る指定管理料の補塡について伺います。
 県営都市公園の指定管理料に係る追加補塡の記載がありますけれども、大きな補塡を行った公園の補塡内容をまずお聞かせください。

○伊東公園緑地課長
 補塡につきましては、社会情勢を受けて高騰した電気料金等の光熱費の負担増を支援したものになります。支援額につきましては、光熱費の高騰前と高騰後の差額相当として県庁内で補塡の積算単価を定め、4月から2月までの使用料の実績、そして3月の使用料の見込みにて積算した額を補塡しております。

○山本(隆)委員
 説明資料209ページの表を見ますと、決算額と追加補塡分がほぼ比例しているところと一部比例しないところがあるんですが、その要因は主に電気料金になりますでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 公園ごとに若干異なりますけれども、基本的には電気料金とガス料金です。

○山本(隆)委員
 人件費については、どのように処理されておりますでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 今回の補塡内容につきましては、電気料金とガスの使用料金のみになっています。

○山本(隆)委員
 ありがとうございます。
 若干意見を申し上げます。
 新型コロナウイルス感染拡大時には、来場者の減少やイベント等の開催が中止になり指定管理者に多額の補塡が生じております。今回も社会情勢により燃料費が高騰し電気料金やガス代などランニングコストの負担増に苦慮している指定管理者に対する補塡はいいんですけれども、今後もやはり電気料金が安くなることはなかなかないと思いますし、資材等や人件費も上がっていく中で困ったら補塡するのも確かに迅速な対応としては大切ですが、来年度からは契約時にその辺の上昇分を加味して指定管理者が安心して1年間運営できるようにしていただけたらと思います。

 最後の質問をさせていただきます。
 河川の繰越金額ですけれども、私の地元の芳川は昨年度に国道150号から国道1号の間の河川改修の基本設計が終わって今年度から用地買収に入っているのですが、この芳川の繰越しは昨年度の予算を幾らくらい見て、どのくらい繰り越したか数字をまず教えていただきたいと思います。

○杉山河川海岸整備課長
 芳川の河川改修につきましては、国の国土強靱化5か年加速化対策を活用して実施しています。令和4年度につきましては、令和3年度の補正予算3180万円を確保して令和4年度に繰り越し、河川の詳細設計を実施したところでございます。
 引き続き用地買収も関係しますので、地元の合意形成を図りながらさらに予算を確保して早期の着手に努めてまいります。

○山本(隆)委員
 ありがとうございます。
 先ほど7番委員からもありましたけれども、用地取得の問題が非常に苦慮されていると聞いております。豪雨のときには本当に夜中じゅう避難勧告が鳴っている川でございますので、一日も早く進めていただきたいと思います。以上で質問を終わります。

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