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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月臨時会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:02/04/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 一問一答方式でお願いします。
 今7番委員が御指摘したように、使い勝手が悪い国の事業を変えて使いやすい県単制度をつくったことは現場に即した施策だと評価したいと思います。これは意見です。

 学習指導員とスクール・サポート・スタッフ等と区分がありますが、資格等はどのように違うんでしょうか。

○奥山私学振興課長
 資格は特に問うておりません。
 例えば、学習指導員につきましては教員のOBですとか教員を目指してる学生さんといった方々を考えています。サポートスタッフにつきましては地域の方々ですとか、やはり教員を目指している学生などを想定しています。

○佐野委員
 採用に区分はあるんですか。

○奥山私学振興課長
 学習指導員と感染対策などのサポートスタッフは、別の区分として採用していくことになります。

○佐野委員
 教員免許等は特に関係なく、指導員とスタッフを分けて採るということですね。

○奥山私学振興課長
 学習指導員につきましても特に教員免許を問うていませんし、サポートスタッフにも何らかの免許を問うてはいません。両方とも免許、資格はございませんが、学習指導員とサポートスタッフは別区分として採用を想定しています。

○佐野委員
 今スクール・サポート・スタッフを1校しか採用していないということなので、反響や成果等はあまり届いていないんでしょうか。
 使い勝手が悪いことは承知しましたが、スクール・サポート・スタッフの成果等はどのようにお考えでしょうか。

○奥山私学振興課長
 この国の事業は、実はまだ1年目で今年度から始まった事業でございます。私どもの周知が足りなかったのかもしれませんけれども、実際には申請は1校でした。今後もこの事業につきましては周知を進めてまいりたいと考えておりますし、翌年度につきましてはこの事業に22校の活用希望をお寄せ頂いています。使い勝手もあろうかと思いますけれども、いろいろと周知を進めつつこの事業の活用を促してまいりたいと考えております。

○佐野委員
 そもそもスクール・サポート・スタッフは、公立高校で教職員の多忙化が本当に課題になり、国の標準法を変えるわけにはいかないので定数増はそう簡単には見込めない、多忙化を解消するためにどんな施策が必要かということで教育委員会主催で多忙化解消の審議会等を開いたり現場では様々なことを話し合いました。
 その結果として、スクールサポートスタッフという専門以外の事務的な業務について現場の先生たちをフォローしてくれる人がいたらどんなに助かるだろうと、本当に悲願でつくり出した制度です。また静岡県がまず全国で先に出てそういう声を上げて、それが国に広がっていった大変思い入れのある制度です。私も義務教育の公立学校に行きますと、こんなに素晴らしい制度ができてありがたい、子供たちに目が行き届くようになったと本当にみんなから涙を流して喜ばれます。そして時間が減らされたり増やされたり、それによって本当に皆さん一喜一憂しています。
 このように悲願で勝ち取った制度である割には、
私立学校にそういう制度があるから使いませんかと言っても手も挙げない。困っていないんだったら、特に必要がなかったら、幾ら国の制度があるからといって特にこの件を取り上げる必要はないように思いますが、その辺の見解はいかがでしょうか。

○奥山私学振興課長
 先ほど申し上げましたけれども、この事業は1年目でまだよく浸透していない部分はあろうかと思います。私どもの周知が足りない部分もあったかもしれませんが、様々な機会を活用して、この制度の周知拡大を図ってまいりたいと思います。 今後、私立学校に活用していくかどうか、この制度の利用を促しながら状況等を判断していきたいと思っております。そういった意味で事業は続けてまいりたいと考えています。

○佐野委員
 公立学校は、標準法に点数が縛られていて教員を増やすこともできず県単で35人学級、県単で採用しているため級外の先生たちがいなくなって本当に多忙極まりなく危機的な状況です。
 私立学校は、学校経営の中で教員の採用もできますし、講師とか臨時教員の採用も経営の中で自由にできるわけですよね。必要に迫られている、そういう人材をくださいという声が私学振興課にたくさん届いているんだったら分かりますが、必要性がないのに国からそういう制度が来たからといって3000万円余の予算をつけるのは、予算の執行の仕方としていかがなものかと私は思います。意見として申し上げますが、植田スポーツ・文化観光部長いかがでしょうか。

○植田スポーツ文化観光部長
 もちろん国の制度というのはあるんですけども、私立学校は今感染者も多いです。割合で言うと公立学校よりも多いです。寮があるとか特殊事情もあるかもしれませんけれども、私立学校にも感染対策をしっかりしていただきたいという制度をつくったものですから、ぜひ使っていただきコロナ対策を進めていただきたいと思っております

○佐野委員
 感染対策の制度をつけていただくのはありがたいんですが、公立学校から申しますと、学習指導員にせよスクール・サポート・スタッフにせよ今本当に人材不足で、制度があっても人が見つからなかったり困窮しています。この状態を何とかしたいと皆必死の思いで人を探したり頼んだりしています。制度があるからつけたのでは私立学校の子供たちにも反映できないと思いますので、その辺はしっかりと心して皆さんにも周知していただきたいと意見を申し上げます。

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