本会議会議録


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令和6年3月12日盛土等の規制に関する条例等検証特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 啓嗣 議員
質疑・質問日:03/12/2024
会派名:自民改革会議


○鈴木(啓)委員
 御説明、いろいろありがとうございました。
 様々お話聞いている中で、土地改良事業に採択された場合はもう除外ということですが、個人的な部分とか、営農されている方の中には、この条例がかかって、様々な対応をしなければいけない部分もあろうかと思うんですが、そうしますと、こういった条例制定による影響、ここに資料も頂いておりますが、こういったものが全てその営農者さんにかかってくるとなった場合に、今の様々な農業の状況を見た中で、私の懸念としては、もう農業自体を諦めてしまうんじゃないかという不安がすごくあるのですが、またそれから、そういったいろんな事情によって、農業を年齢等によっても、新しい世代に引き継いでいかなければいけないとか、そういったときに、じゃあ効率を良くするために、いろいろ集約して面積を広げたいとなりますと、余計に引っかかってくる可能性って高くなってくるかと思うんですね。そういったときに、農業として考えたときに、その負担と農業の継続性というものを見たときに、どんな所見と言いますか、感じられているかですね、この条例の影響というものを、もしあればお聞かせいただけるとありがたいです。

○絹村参考人
 今、一生懸命やっている農家の方もいらっしゃいますけれども、もう人に貸したりとか、自分の代で終わりにしたいって思ってる農家の方もいらっしゃいます。そういう方につきまして、基盤整備をやって、借り手をしっかり作ってもらえるような制度に今、なってますが、そういうことができないとなると、もう農業は諦めますという方が大分出てくると、耕作放棄地が、年々大きな面積で出ておりますけれども、それがさらに増えてくる心配をしているところです。

○鈴木(啓)委員
 もう1点、もし想定できる部分であれば、お聞かせいただきたいのですが、この資料の3の中で、新規地区採択の年間スケジュールというのが出ているのですが、これもう今、除外されていらっしゃるもんですから、関係はないかと思うのですが、例えば、これ、許可の必要があるとなったときに、このスケジュールは、年間で組めるんですか。どんなものになりますかね。
 例えば、先日別の団体とお話をさせていただいたときには、事前の準備から書類の作成とか、そういったものも含めてかなり時間がかかることもお伺いしているのですが、そういったものを含めて考えますと、これっていうのはもっとすごく年内に、年度内で1つ回れるのかどうかっていうとこはどんなもんでしょうか。

○絹村参考人
 国の審査のスケジュールは全国共通で、この時期に年間でやらないと翌年度の採択できないというスケジュールですので、1か月でも遅れますと、もう1年待たなきゃいけないということになります。ですから、基本的に許可申請の作業をやりますと、早くても1年から2年は採択が遅れる状況になるということで、少しずらして審査してくださいっていうのはありませんので、もう完全に1年は最低遅れるという状況になります。

○鈴木(啓)委員
 御説明いただいた中で、何がしかもうスケジュール立てで動いているものについては、この条例をクリアする中で、必要な準備というものが、かなり負担になる可能性が出てくるわけですね。そうしたときに、今、土地改良さんですと除外ということなんですが、これほかの農業を経営されている方の中でも、こういった届出というのは必要になるような場面というのはあるんでしょうかね。

○絹村参考人
 土地改良以外のところをあまり詳しく知らないのですが、補助をもらう事業はほかにも、農村振興局以外の局でもありますので、そういうのはあるんじゃないかなと。例えばハウスを建てる事業とか、そういう事業もありますので、そういう事業についても同じようなヒアリングとこういうスケジュールがあるんだろうと思います。

○杉山(盛)委員長
 はい、いかがですか。

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