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委員会会議録

質問文書

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令和元年10月子ども健全育成推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:10/24/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○大石(哲)委員
 きょうはありがとうございました。
 収入と進学率とか、親の経済的な地位と子供の  学習時間と正答率は、たくさん学習すれば正答率が上がるというのはわかるんですが、一番クラスが上の層は、勉強を全くしなくても、貧困層の3時間以上学習する人を追い越していると。これは先生、どういうふうに分析されているんですか。

○津富宏氏
 これ自体のデータは先に分析されているんですけども、幾つか理由があると思いますが、1つは、やっぱりいわゆる文化的な環境が違い過ぎる。要するに、家で使っている言葉だとか、本が何冊ぐらいあるかとか、それがまず違い過ぎて。自然に覚えますよね。この子たちが全く勉強していないかもしれませんけど、例えば小さいときに絵本をどれだけ読み聞かせしてもらったとかは、そういうことも多分、全然違うはずだと思うんです。だから、そういう家庭の文化環境の差が1つあると思います。
 もう1つは、そういうこともあって、勉強の仕方そのものが――特に時間をかけても勉強できない子に関しては――勉強の仕方そのものが身についていない。例えば、よくあることですけど、こういう底辺の子だと、ただただ書き写しているとか、わかったとかいうことを大切にすることがよくわかっていなくて、それ自体がわかっていなくて、すごく努力しているんですけど、勉強ってこういうものという固定観念が間違ったところにいっていて、時間をかけても余り勉強ができるようにならない、それがあると思います。
 あと、これを言ったら本当に失礼ですが、やっぱり人間は知的な能力というのはある程度、遺伝すると思いますので、素質そのものが違うということは十分あり得ると思います。それは、さっき言ったように、分断化すると、どうしても階層が近い人と結婚するという傾向が高まるんですよね。だから、それの影響は間違いなくあると思いますので、こういうことを言ったら本当にいけないんですが、こういう就労支援もそうですけども、生活がしんどい層あるいは少年院に来る人もそうですけども、いわゆる障害者に当てはまらない軽度の知的障害の方が含まれているというのは既に知られている事実ですし、ですから、そういう子たちに対してもっと配慮のある、例えば学級集団を小さくするとかですね。
 フィンランドなんかは成績が高いんですけども、フィンランドは何で成績が高いかというと、軽度の知的障害者は入らない。学力検査って障害者の子は除きますから、軽度の知的障害の子は一般教室にいますから、その子たちの成績が高いですよね、北欧の国というのは。それで、学力格差が小さくて成績が高くなるんですけども、学校側での、そういう障害をお持ちの方々、素質の問題があっても、教え方でどこまでカバーできるかということもを大きいかなと。そうすると、その子たちも勉強の仕方がわかってくるということだと思います。

○大石(哲)委員
 一種の貧困の連鎖ということだと思うんですけども、例えば算数でグラフができていますけど、国語は一緒ですか。

○津富宏氏
 国語も全く同じになります。たまたまそれだけちょっとお示ししたんですけど、これはすごくきれいに出るんです、残酷なことに。グラフがいっぱいあるんです、報告書、同じような図がざっと並んでいて、かわいそうになっちゃいます。

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