• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮沢 正美 議員
質疑・質問日:03/02/2023
会派名:自民改革会議


○宮沢委員
 一問一答方式で1問だけお聞かせ願います。
 危機管理くらし環境委員会説明資料13ページに静岡県地球環境保全等に関する基金条例を廃止する条例が提案されていますが、環境問題などに対しいろいろな取組がこれから始まる中、あえてこの条例を廃止するのはどういう背景なのか、お願いしたいと思います。

○清環境政策課長
 本基金は、平成元年度に環境省の地域環境保全対策費補助金2億円、また県費2億円を原資として創設いたしました。その後環境保全に関する普及啓発及び実践活動の推進に関する事業に使ってまいりましたが、本年度末をもって活用完了となり基金事業廃止とともに条例を廃止するものでございます。
 また、本基金につきましては環境省からも令和10年3月を超えない範囲で各都道府県において廃止するものとする通知も出ております。こうした背景もあり、基金条例の当初の目的を達したため廃止するものでございます。

○宮沢委員
 ちょっとよく分からないですけれども、一応受け止めておきます。

 さて、くらし・環境部におきましては、星野建築住宅局長と山田建築安全推進課長のお二人が今年度末をもって定年退職をお迎えになると伺っております。ここでお二人を改めて御紹介させていただきます。
 星野浩二建築住宅局長におかれましては、建築職として下田土木事務所を皮切りに交通基盤部市街地整備課専門監、沼津土木事務所技監を経て、くらし・環境部では建築安全推進課長、住まいづくり課長、そして令和3年度からは建築住宅局長として御活躍していただきました。長い県職員としてのキャリアの中、防災局――現在の危機管理部に当たる部署に2回所属されるなど防災対策のスペシャリストとして建築物の防災・耐震対策については並々ならぬ情熱を持ってこられたと伺っております。
 くらし・環境部においては、安全で安心して暮らすことができる住まいを提供することを使命として取り組んでこられました。一昨年の熱海市土石流災害の際には、被災者の住まい対策に関して率先して住民相談会を開催するなどリーダーシップを発揮されました。またコロナ禍で働き方や暮らし方が見直され在宅勤務などが広がる中、住まいに関する変化に対応するため「テレワークオフィスのある暮らし〜プラスオーの住まい〜」をキャッチフレーズに、静岡らしい自然豊かでゆとりある職住一体の住まいの普及に取り組んでこられました。皆さんも御覧になっているかと思いますが、この取組を紹介する建築関係の冊子にはとらわれの身から解放されたような満面の笑みの星野建築住宅局長の写真が掲載されております。気心が知れた建築関係者の前では仕事の重責を忘れることができたのかなと推察いたしております。
 毎朝職場がある10階まで階段で上がり、休日には仲間とサッカーを楽しむスポーツマンであるとのことです。
 県民の命や住まいに直結する課題の解決に向け、常に県民目線で取り組んできた星野建築住宅局長に心から敬意と感謝を表したいと思います。ありがとうございました。
 山田和彦建築安全推進課長におかれましては、建築職として御前崎土木事務所を皮切りに静岡土木事務所建築住宅課長、経営管理部営繕工事課技監、交通基盤部営繕企画課技監を経て、くらし・環境部では建築安全推進課建築確認検査室長、そして令和4年からは建築安全推進課長として御活躍頂きました。
 長い県職員としてのキャリアの中、1つ目としてはガラス屋根から自然光が降り注ぐユニークなラグビーボール状の建築物である県立美術館のロダン館。2つ目としては2019年ラグビーワールドカップで日本代表が強豪アイルランド代表に歴史的な勝利を挙げ、静岡ショックとして世界に衝撃を与えた試合会場となったエコパスタジアム。3つ目としては大屋根に天竜材ををふんだんに用いて木に抱かれた大空間を演出したこのはなアリーナなど、数多くの県の施設の建設に携わってこられたとお聞きしております。
 また、家屋の倒壊等により多くの命が失われた阪神・淡路大震災の教訓を生かした木造住宅の耐震化事業プロジェクト「TOUKAI−0」の立ち上げにも御尽力していただきました。様々な業務の改善を提案するアイデアマンであり、今年度はプロジェクト「TOUKAI−0」の総仕上げに向け、間寛平さんのテレビCMにより木造住宅の耐震診断件数を一気に伸ばすという実績を残されました。
 お聞きするところによると、プライベートでは若い頃からパラグライダーを楽しんでおられるようで、これまで手がけてこられた数々の県の主要施設を上空から御覧になっていたのかなと思います。
 このように、常に真摯な姿勢で仕事に取り組んでこられたことに心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
 それでは、退職されるお2人からこれまで携わってこられた県行政を振り返り、今後の後輩たち、あるいは我々県議会への御意見等も踏まえて一言ずつ頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。

○星野建築住宅局長
 大変ありがたいお言葉を頂きましてありがとうございます。
 山田建築安全推進課長と私は高校時代の同級生で、県の採用も同じ1985年――昭和60年に採用されております。
 建築技術職として、主に公共施設の建築、あるいは住宅政策などに取り組んでまいりました。1980年代といいますと静岡県が東海地震対策を積極的に始めた頃であります。建物の耐震基準の上乗せを全国で初めて行ったとか、あるいは高等学校などの公共施設の耐震補強工事などを積極的に進めた時期です。静岡県で建築技術職として東海地震対策を取り組みたいと思った方は多くおられたと思います。私もそのうちの1人であります。
 御承知のとおり、全国では阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など未曽有の大地震が発生しておりますが、幸いにも静岡県ではそのような地震がまだ起きておりません。ただ一方でこの2年間、熱海市や台風第15号など災害救助法の適用を受けるような災害が発生しており、いまだに不自由な生活をされている方がたくさんおられます。そういった災害から安全な地域づくりを進める必要があること、想定外があっても最小限の被害にとどめることを学んだかと思います。
 また、生活再建支援につきましては、日常の住宅セーフティーネットの取組の延長であること、そしてそこに大きなヒントがあることを大きく実感したところであります。こういった私が経験したこと、技術的なことについてはしっかりと引き継いでいきたいと思っております。
 後輩の皆様におかれましては、まだまだ環境政策や移住・定住対策など懸案事項はいろいろございますけれども、くらし・環境部は県民の日々の暮らしの支えになる大切な仕事だということを念頭に置いて進めていただければと思います。
 最後になりますけれども、委員の皆様におかれましては今後も引き続き御指導をお願いしたいと思います。
 以上、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

○山田建築安全推進課長
 2番委員からは身に余る御紹介を頂きましてありがとうございました。
 先ほど星野建築住宅局長がおっしゃったとおり、私は昭和60年度に建築技術職員として採用され、38年間勤めさせていただきました。そのうちの大半を建築工事関係の業務に携わってきております。御紹介にありました静岡県を象徴するような建築物をはじめとする様々な建物の工事に建築技術者として担当することができ幸せでした。
 本庁勤務における建築行政の業務経験はあまりないんですけれども、その中ではプロジェクト「TOUKAI−0」創成期の平成13年から3年間、当時は前例のない事業で手探りの中で主に広報を担当させていただきました。公務員生活最後の年に「TOUKAI−0」の総仕上げということで、広報重点として再び事業に携わることになったのは何か縁があるのかなと感じます。
 今年度につきましては、新たな取組としてダイレクトメールやテレビコマーシャルにおいてナッジの手法を採用したところ、これがうまく行きまして耐震診断受付件数が昨年度の約1.5倍といった実績を上げることができ、事業に貢献できたと感じております。
 最後になりますけれども、建築を取り巻く状況は日々刻々変わっておりまして、次々に新しい制度が出てきております。県職員は常に県民の視点に立って新しい制度をどうやったら分かりやすく県民に伝えることができるのか、また混乱なく取り組んでいただけるのかを考えて仕事をしていっていただきたいなと考えております。また議員の皆様からは引き続き県民の視点に立った御意見や御提言を頂けたらと思います。長い間大変お世話になりました。どうもありがとうございました。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp