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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:沢田 智文 議員
質疑・質問日:03/09/2020
会派名:


○沢田委員
 一括質問方式で3点お伺いします。
 1点目ですが、文教警察委員会説明資料の9ページのICTを活用した教育の取り組み状況、GIGAスクール構想についてです。
 小学校にプログラミング教育が入ってきていますが、そのモデル校で袋井市の三川小に視察に行くと、外部人材の活用、外部の方たちも積極的にかかわってくれていて非常にいい環境だと感じております。ハード面の整備とともに人材の整備も必要かと思いますが、県教委の見解をお聞かせください。

 2点目、教育現場の人材確保についてですが、来年度予算を見るとさまざまな県費の教育支援が計画されております。静岡の最低賃金が上がってきている実態と、それぞれの職場での人材不足等もあって時給が1,000円を超えていて、そちらに転職しようかという声が随分自分のところに届くようになりました。優秀な人材が教育現場にそのまま残っていただきたいんですが、待遇面を見ると職を変えるという声が出てきたことについて、何か対応がとれないかなと思っています。見解をお聞かせください。

 最後です。
外国にルーツを持つ児童生徒の初期支援について説明資料14ページに書いてありますが、初期支援体制の充実は非常に大切かと思っております。西部地域のみでなく中部、東部地域にも外国にルーツを持つ児童生徒がふえてきたということで、この前、県内3カ所で行われている外国にルーツを持つ子を支援する支援員の養成講座に行ってまいりました。西部地区では袋井市で開催されていて、第1回の講座には52名の方が参加されていました。浜松にあるNPO法人の方たちだったと思うんですが、かなり的確な指導をされていて、やはり浜松の外国をルーツに持つ子供たちの支援は非常に先進的だなと感じました。そのような方たちが52名で、非常にありがたいなと思っていますが、実際に小学校、中学校の子供たちの初期支援が大事かなと思うと、市町への県からの支援がある程度必要かなと思いますが、もし支援等の計画があったら教えていただきたいと思います。
 以上、3点について答弁を求めます。

○関情報化推進室長
 プログラミング教育の充実に向けての外部人材の積極的な活用ですけれども、現在国でやっておりますGIGAスクール構想における国の補助対象は、校内通信ネットワークと児童生徒の1人1台のパソコンであり、プログラミング教育の外部人材として活用できるICT支援員につきましては、4校に1名の地方交付税の対象となっております。なお県主催のプログラミング教育の研修は、小学校教員への悉皆研修として次年度も引き続き開催いたします。
 今後、県と市町が連携して、各自治体の課題を共有する静岡県ICT教育推進協議会を今後設置する予定でありますので、その中でGIGAスクール構想で整備されるパソコンの授業での活用も含め外部人材の積極的な活用も検討し、市町のサポートに努めていきたいと思います。

○谷義務教育課人事監
 教育現場での人材不足への対応、時給1,000円の非常勤職員の人材確保ということでお話をいただきました。特に代用されるのがスクールサポートスタッフかなと思いますけれども、スクールサポートスタッフにつきましては、昨年度の10時間から今年度は週に15時間に拡充して全校配置したところでございます。
 学校への配置率についてですけれども、2月1日時点で約98%となっておりまして、学校現場では勤務時間の縮減等期待以上の成果が出ております。スクールサポートスタッフに限らず、時給1,000円の特に免許なしの支援員と非常勤職員に対しましては、時給のことよりも私たちの耳に届いている声としては継続維持、あるいは拡充の要望が大変多く聞かれております。この継続に対しましては学校現場の期待も大変高いことから、来年度以降も人材確保に努めてまいりたいと考えております。

○小関義務教育課指導監
 外国にルーツを持つ児童生徒等の初期支援についてでございますが、学校からの要請に応じて外国人児童生徒を支援するためのスーパーバイザー及び相談員を派遣しまして、ポルトガル語、スペイン語等を母語とする外国人児童生徒の支援に当たっているところでございます。
 また、今年度から4人体制となりました日本語指導コーディネーターが、教員に対して日本語指導が必要な児童生徒への具体的な指導方法や教材の紹介、特別の教育課程の編成、実施のアドバイス等を行っているところです。
 さらに、市町での人材育成が難しい支援員の養成につきましては支援員の質の向上及び支援員の候補者となる人材の育成を図るための講座を開催しているところでございます。
 今後も、外国人児童生徒がひとしく学べる教室環境であるとか生活環境等を整備するために必要な市町への支援を行ってまいりたいと考えております。

○沢田委員
 答弁ありがとうございました。
 1点、要望させていただきます。GIGAスクール構想の外部人材の活用ですが、いろいろと学校教育に求められるものがふえております。ですがスクラップできるものが学校現場ではないということで、教員の研修だけではある程度の限界は感じざるを得ない状況かなと思っています。学校現場で何でもかんでも対応するのは、学校の多忙化に拍車をかけるだけで働き方改革には全くつながらない。そうすると外部人材を有効的に活用すれば子供たちの豊かな教育環境の実現にも結びつきますので、ぜひそちらも進めるよう検討していただければと思います。以上です。

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